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フィリピン・セブ島で生活していくためにいくら必要か?

「セブ島で暮らすのにいくらぐらいかかるのでしょうか?」

という質問をされることが時々あります。生活スタイルは本当に人それぞれなので、どこにどうお金を使いたいのか、どのぐらい貯金が必要なのか、仕送りのように誰かのためのお金も必要なのか、などなど個人の条件によって全く異なるとは思うので一概には言えません。

ただ、いくつかの生活スタイルの例を出してイメージを掴んでもらえればと思っています。金額はペソで書きます。為替レートによって変わりますが、ざっくり1ペソ=2円前後なので2円で計算するとすぐに換算できますね。

無理しすぎない程度の生活で自分ひとりの場合

男子に限らず女子もですが、英会話留学からそのまま現地で就職したり、生活するというパターンがもっとも多いのではないでしょうか。

住宅費: 5,000〜10,000ペソ
インフラ関係: 5,000ペソ
食費: 12,000ペソ
交通費: 600ペソ
交際費: 2,000ペソ
合計: 24,600〜29,600ペソ

住居は、友人とルームシェアするケースが多いようです。その場合5,000〜10,000ペソぐらいでシェアができます。

水道光熱通信費など毎月必要になるインフラ関係は生活スタイルによって異なりますが、5,000ペソもあれば十分でしょう。

食費ですが、ランチはローカルフードや会社によってデリバリーしてくれるお弁当が50〜60ペソ。そうすると朝食夕食をいれても1日400ペソで済みます。30日で12,000ペソですね。

交通費が必要な場合、ジプニーやビープも使いこなすことで月600ペソ程度かと思います。

合計すると24,600から29,600ペソ、つまり5万円から6万円といったところが最低限必要な金額ではないでしょうか。あとは自分の趣味や生活スタイルに合わせて必要な金額を増やしていく感じになるので、7-8万円で現地で日本人が生活していくベースはできてくると思っています。

2020年時点でセブ島の最低賃金は1日356〜404ペソ、1ヶ月で概算8,000ペソ〜になります。ローカルの人だと家族と同居して食事も自宅(お昼はお弁当)だとすると上記の金額の大部分が不要になるので月に5,000ペソもあれば十分なのだと思います。

ITエンジニアだと大学卒の初任給で18,000円前後〜といったところですので、差額分を家族のために使ったりする人も多く、家族が第一優先というフィリピンならではだなと感じます。ですが、長男がITエンジニアになると、それをきっかけにお父さんはリタイアするという話もよくあり(笑)、「弟や妹の大学の学費は僕が負担しなければいけないので」という日本人からすると、そんなことってあるの?というケースも耳にします。

家族4人で生活する場合

夫婦どちらか1人が働いていて、お子さんが2人小学校に通っているようなケースの例をあげます。セブで子育てをする場合は、やはりお子さんに英語をしっかりとマスターしてもらいたいと考える方が多いようです。

住宅費: 40,000〜60,000ペソ
インフラ関係: 10,000ペソ
食費: 50,000ペソ
交際費: 25,000ペソ
教育費: 30,000〜80,000ペソ
合計: 155,000〜225,000ペソ

住居は3ベッドルームのコンドミニアムなどになるかと思います。買い物などの都合も考えるとセブシティ中心街あたりが選択肢になるかと思います。

家族になったときに大きく変わるのが教育費です。セブで育てるには英語をベースにしていく必要があるため現地のインタースクールに入学させるケースが多いようです。幅がありますが、1人あたりの年間の学費が20万〜50万ペソ程度になります。2人の場合だと40万〜100万ペソですね。

あとは学校や習い事の送り迎えや買い物の際にマイカーを利用するケース、家事をメイドさんにお願いするケースなどがあり、それぞれメイドさん3,000〜5,000ペソ、ドライバーさん5,000〜7,000ペソぐらいでしょうか。

上記以外には、お子さんの習い事、衣服、趣味などで30,000〜60,000ペソ程度でしょうか。

ここにご家族の将来への貯蓄なども考えると、200,000〜300,000ペソといったところが家族4人が十分安全にそして十分快適に暮らすための給与水準なのではないでしょうか。

ご参考まで。

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