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ChatGPT問答10│社会的課題に対するあなたの取り組みはどのように長期的な影響を生み出しますか?

ChatGPTからソーシャルワーカーへの問い10個目です。

前回の内容はこちらから。

ChatGPTからの30の問いはこちらから。


今回のChatGPTからの問いは
「社会的課題に対するあなたの取り組みはどのように長期的な影響を生み出しますか?」

まだまだ社会課題に対する取り組みが出来ているとは言えない状態ではありますが、ぼくなりの活動と今後のことについても話してみようかと思います。


障害があったり、犯罪歴があると部屋を借りることが困難

想像すれば、わかりそうではありますが案外と知られていない。

特に精神障害のある方や刑務所から出所したばかりの方が部屋を借りることは、とても困難です。

まず、そもそもこういった属性の人たちに部屋を貸そうという家主さん・オーナーさんが多くない。

また、こういった方々は家族と疎遠になっていたりするので、緊急連絡先になってくれる人がいない。

連帯保証人は、保証会社を使うことでクリアできても、結局保証会社で緊急連絡先を求められるので、そこでつまずく人も多い。

そこで現在、当事務所では「相談援助付き緊急連絡先代行事業せしふる」という活動をしています。


緊急連絡先代行をしてくれる会社は他にもありますが、実際に緊急で本人とも連絡が取れないといった場合に対応してくれる緊急連絡先代行業者がどれだけあるでしょうか?

様々な課題を抱えた人にお部屋を貸すオーナーにも、借りる本人さんにも安心したカタチで賃貸契約を交わせるようにしていこうという試みは他にはないのではないかと思います。


早い段階で介入すること

救護施設で働いていた時、ずっと思っていました。

「どうしてもっと早く介入できなかったんだろう」って。

救護施設には様々な人が集まります。

共通しているのは、目が死んでいることが多いこと。
生きる気力が失われていること。

例えば、こんなパターンがあります。

①リストラされて、職を失う
②妻と子どもに出ていかれ、離婚する
③酒に溺れて、病気を患う
④家賃も払えず、家を追い出される
⑤行き倒れているところを保護される
⑥救護施設入所

介入するポイントはいくつもあったように思われます。
しかし、基本的に日本は申請主義社会であるため、自ら申請をしない限り社会保障を受けられないということが発生します。

自ら「助て」と言える人がどれほどいるのでしょうか。

しかし、申請主義社会を変えるということは、とても難しく、時間もかかることです。

そこで制度事業ではなく、自らの事業としてやるのであれば、ここを突破できるのではないかと考えました。

ひとつの方法として家賃やスマホ料金、光熱水費等のライフラインの「滞納」をトリガーにして介入するということを考えました。

まだ、ここに着手できているわけではないのですが、SDGsを表明している企業も増えているので、企業と協力して、滞納が発生した際にソーシャルワーカーが介入することもできるのではないかと思っています。


福祉をメガネにしていくこと

こういった考えから制度事業だけでなく、制度外の事業にも力を入れていくことを使命とし、当事務所の名前をメガネのソーシャルワーカー事務所と名付けました。

無意識な人が多いと思いますが、現状最も普及している福祉はメガネです。

メガネ(コンタクトレンズ)がなければ、生活に支障がある方も多いと思います。

それは障害者と何が違うのでしょうか?

メガネを購入するために制度を利用しなければいけないでしょうか?


本当は福祉ってもっと身近なものであるはずだ。
人々にとって福祉がもっと身近になるように、そして福祉なんて言葉がなくなるように。

そう思ってぼくは活動しています。

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