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読んだ本紹介【11月】#22

11月に読んだ本の紹介です。

1書く仕事がしたい 佐藤友美

巷でよく聞くライターという職業が一体どんなものかわからない人は多いはず。私も職業名しか知らなかった。他にもコラムニストやエッセイストなど書く仕事はたくさんあるが実情はほとんど知らない。

書く仕事は書くだけが仕事じゃない。仕事の取り方から取材、構成に執筆を重ね納品して結果を出すまでが書く仕事だと著者の佐藤さん。

全ての工程で考え抜かれた佐藤さんの思考プロセスやスキルが実際の経験則に基づき紹介されている。ライターだけでなくフリーランスについても優れたアドバイスが溢れていて多くの人の需要に応える一冊だ。

これからの時代、さらに働き方が変わりフリーランスも今よりさらにあたりまえになるでしょう。ぜひ手に取ってはじめの一歩を踏むだそう。

一本note書いてるので良ければこちらも読んでください。

2.3ワイルドソウル(上)(下)垣根涼介

自分の中のハングリー精神を呼び戻してくれる作品。改めて現代の豊かさと日本という国の豊かさに気付かされる。

先月も「同志少女よ、敵を撃て」を紹介したが、残酷な情景は想像しかできないが自分の中でいかに具体性を再現できるかが読書をさらに豊かにしてくれる。

作品中には作品中には2種の日本人(日系人)が登場する。自分がどちら側でいたいかは明白だった。進路の分岐点にいる私にはとても刺さる作品だった。読んでいてここまで感情移入したのは久々だった。

最終章とエピローグの締めかたも予想よりはしっとりとしてた印象。垣根さんの他作品もチェックしたくなった。

4センスは知識からはじまる 水野学

なぜこの本を選んだかイマイチ思い出せないが、たしかミニマリストについて勉強したくなり「ミニマリスト 本」と検索した結果この本に辿り着いた気がする。しかし、「ミニマリスト 本」と検索し直してもこの本は出てこない。どこで見つけたのだろうか。

多くの人が思い浮かべるセンスという言葉は努力や鍛錬を一瞬にして凌駕する恐れもあるパワーワードではないだろうか。しかし、センスの本当の意味は違うらしい。私もそんな風に思っていたが自分の中での定義づけはできていなかった。

センスとは数値化できないあらゆる事象を最適化する能力だと著者は定義づける。つまり、その場、その時、その雰囲気、その状況に応じた最適な対応を生み出すための能力がセンスだということ。

そして、センスというのは有無ではなくどれだけの精度であるかということだ。その精度を向上させるために知識が必要であり学び続けることが大切だと著者は言う。

頭に戻って、そのセンスを磨くことが特にミニマリストにとって重要だということなのかもしれない。

出会い方は置いといてとても勉強になる一冊。きっとあなたの人生をポジティブにできるセンスを教えてくれる一冊になるだろう。

5ニュージーランドでロングステイ イカロス出版

来年以降、ワーホリで海外に長期滞在しようと計画している。
その中の一つの候補にニュージーランド。たまたま、図書館を散策していた時に目に入り手に取った。

情報は少し古いがネットには無いことも本は教えてくれる。自然と都市が融合した落ち着いた暮らしができるのがニュージーランド。カフェ文化も盛んで私にとって非常に魅惑の地である。

まとめ
今月も良い本たちに出会えた。どれも印象深く刺さっているがワイルドソウルがしばらく頭から離れないだろう。今年も残すところ1ヶ月、来月も5冊は読みたい。

読んでいただきありがとうございます。


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