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結局カテゴライズ

"Open Book"(本当の気持ち)

またやられてしまった。
最終回まで追いつきたいなあと思いつつ、アマゾンプライムでちゃんと見切れていなかったSUを毎日見ている。
一応初見のもの以外は何か作業をしながらとか、ご飯を食べながらなんとなく流し見をしているんだけど、上記のエピソードの意味を放送から五年越しくらいに今!理解した。そして自分はまだまだアホアホだとショックを受けた。

このエピソードは、コニーがずっと読んでいた本の結末にどうしても納得が出来ず、それならスティーブンと一緒にローズの部屋で自分達好みの結末を作っちゃおうと言う話だ。

この話の何にやられたって、コニーが冒頭から主張している「本の結末」が、「主人公(話からすると勇ましく戦う系女性)が相棒と結婚してめでたしめでたし」というものであり、そのエンディングが好きではない、という内容。
同居人とこの話を見ていて、「作者の強い意図を感じる...」なんて言いながらコニーにめちゃくちゃ共感していた。私は、この「戦うヒロインが異性とくっついてEND」にかなり強いトラウマがあった事もありRebecca sugarにもそういう経験、あったんだね...って彼女面までしていた。アホちゃんである。


「獣電戦隊キョウリュウジャー」と言う戦隊モノがあった。2013年に放送されていた超面白い戦隊だった。当時の私はどハマりしていてオモチャも買ってサンバのリズムで友人と踊ったりしていた。
なんかもうオチ見えてるだろうけどこれがまさに戦うヒロイン(ピンク)の子がラストで赤と恋愛関係になり終了してしまったのだ。
(どうでもいい早口)いや別にくっつくのはいいんだけど今までの放送中全然意識するみたいなくだりなかったし寧ろ能天気×天然で俺たち友達!みたいな感じを強調すらしていたのになぜいきなりフラグの立ってない男女をくっつける必要があったんだ最終回後半でマジでいきなりだったからびっくりしたんだよびっくり泣きしちゃったよ(早口終了)
まあこう言う経緯があり、冒頭のコニーの主張だけでこの話に思いっきり引き込まれてしまった。そうだそうだー!なんて言いながら見ていた。

しかしこの話が伝えたい意図は全然違っていた。
スティーブンはローズの部屋が作り出したコニーに、本物のコニーの前で「本当のこと」を言う様迫られる。(眼帯ウエディングドレスと言うセンスの塊みたいな格好で)顔を赤くして嫌がるスティーブン、ああコニーが好きだなんて言えないよねこんなところで...!なんて思いキュンキュンしながらも画面に釘付けになる。
遂に観念したスティーブンはコニーの前でこう叫ぶ。

「僕はあの結末が好きだったんだ!」

そう、スティーブンは主人公と相棒の結婚エンドが素敵だと思っていたが、コニーはスティーブンの感想を聞く前に自分の意見をまくし立ててしまったのだ。コニーに遠慮する余り自分の感想を伝えることが出来なかったスティーブンを、ローズの部屋が素直になれと背中を押したのだった。

私は……

馬鹿だッ…………!!

Rebecca sugarに救いを求める余り大切なことを忘れていた……

人の好きを否定しないこと……ッ!

大馬鹿者だ……!!

わかる...マイノリティーだと思われる意見を持っているとうっかりそれを強めに言っちゃうよね...!!私もBLにハマりたてのクソガキの頃高尚ぶってヘテロラブを軽視しかけちゃったあぶねえ時期があった...!!!今よりずっと前まだ「人外×少女」なんて言葉が無かった時代にそう言うものが好きな知り合いが、「人間同士!?私絶対無理だわ〜人外じゃないとw」みたいな事言っててはぁなんやコイツって思った時期が...
あったじゃないか...!!!

なんか悔しくて泣きそうになっちゃったな。スティーブンが隠してた事がコニーを好きだと言う事だと勘違いしてた事とか、コニーの意見これ作者の実体験何だろうなわかるwとゲスパーした事とか浅はかすぎて頭抱えてゴロゴロしたくなる。うわーーー。
レベッカシュガーのことわかるわかるよって顔してたら全然掌の上で転がされていた事に気付いて、まだまだ修行が足りないと思わされた一件でした。て言うか放送からこんなに時間経ってるのに気づくの遅すぎだろ!!

あー

全人類見て


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