FF14 7.0更新内容

7.0について思うところしかなく気持ちの整理をつけたい。普段一緒に遊んでる友人は楽しそうにしてるので水を差すのもなあ……だし、別にネガキャンしたいわけではない。何も考えず好きでいたかったよ……、ただこの状況が受け入れがたく、しんどい。という感情です。なぜこれをforumで投稿しないかというと、これは目的に貢献しないと削除されるだろうなと思ってしまうからです。ストーリーは前のを進行中なので黄金のレガシーについてはちょっと分かりません。

forumのグラアプデスレはベンチの頃はそこまで見てないがアーリーからのやつはほぼ全部読んだ。5ちゃんの不満スレはアーリー始まってからくらいのやつは全部読んでる。グラアプデスレはパート6くらいから最新まで全部読んだ。ネタバレありスレはネタバレなるべく避けたいので読んでない。Xは賛否両方とも極論が目につき精神衛生上よろしくなかったので見てない。この時点でだいぶエコチェンしてる自覚はある。ただ、それぞれの媒体の中で「いやさすがに言いがかりだろ」という意見もあれば、自分にはない視点だったが尤もだなと共感する意見もあった。

●キャラクタービジュアルの変化

とにかくこれが受け入れ難い。そんなアウラ・ゼラ♀前角使いです。グラフィックの変化とかじゃない。ビジュアルの変化だよこれは。正直、ミコッテとかは順当に可愛くなってて羨ましかった。あとアウラのなかでも羽角後角はだいぶマシなんじゃないか? と思った。だが、forumやちゃんねるの投稿を見るに、やはり愛着のある、「自分のプレイヤーキャラクターの顔」だと思っていたものから変化している、それが嫌だという声は多かった。だから私が「マシなんじゃないか」と感じているとしても元々その顔を使っていた人からしたらマシでもなんでもないんだろう、と思う。
forumを見るに、この2つの意見(それ以外にも多数の意見)が混在していると思う。「前の顔から変わってしまった。だから前の顔に戻してくれ」「前の顔とか関係なく、見た目が可愛くない。なんとかしてくれ」。
後者に関しては、正直なところ私も同意はするが、これは審美眼やタイトルとしての方針もあるからなんとも言えない。例えば(具体的なタイトル名を引用するがそのタイトルやその意見を貶す意図は無いです)「FF16のキャラクターのビジュアルが好みじゃない。もっとセルルックのアニメ的な表現にしてほしい」という意見が、個人の感性に基づくものと判断されてしまうことは想像に難くない。仮に、「アウラ♀はあの強調したひょっとこ口が魅力なんです、いままでのマシンパワーではそれが表現できていなかっただけであれが【正しい】姿なんです」と言われたら、私自身はめちゃくちゃに激怒するが、それはいちプレイヤーの個人的な感情であり開発がそうと決めたらそうなんだろうと納得せざるを得ない。納得できるかは別問題だが。
ただ、前者に関しては、吉田プロデューサー・ディレクターが「印象が変わらないようにする」という内容を繰り返し発信しているように見える。宣伝広報のリップサービスに何の拘束力もないのだろうが、そこで裏切られたと感じるユーザーは多いだろう。
最も不幸なケースがあるとしたら、調整が全て想定通り、すなわち「(パーツ自体の形状は変わったが)印象は変わらないように対応した」と開発サイドが認識している場合だと思う。先に述べた通り、私自身、自分が使用していない種族や顔タイプについては「お、いいじゃん」と思った。これはつまり見た目を毎日じっくり見ていない作業者や判断者のレイヤーでも同様のことが起こりうるということだ。 印象論でなく実機ベース、実物ベースで「印象が変わらないように」するためには、パーツを見比べて変化を記録し修正する必要があるだろう。別にそれ以外の方法でもいいが、「形を寄せる」というアプローチはトレースする上で最も基本的な行為である。しかし、前提として「ポリゴン共通化を行う以上パーツの変形は避けられない」ことが開発内で周知で、パーツ単位での絵合わせが意味を為さない(どれに対しても起こりうる)かつ、その絵合わせのコストが非常に高いためはじめからそれを目指さない、という方針だったとしたら、そもそもパーツを見比べるという手法でのチェックは行われないかもしれない。なんかもう、じゃあ「印象が変わらないように」とか大言壮語を吐くなよという話だが、それは一旦置いておく。
内情を知らないので嫌な想像ばかり巡らせてしまうが、開発プロセスにそういうすれ違いがあったんじゃないでしょうか。ユーザーの期待値に対してそれを満たす成果物でなかった。単に品質不足というわけでなく、故意にしろそうでないにしろ、開発プロセスに問題があったんじゃないでしょうか。
だから多くの人が述べている通り、現時点でユーザー感情を考慮した(胴体)着陸は「旧ビジュアルに近いパーツを選択肢に追加する」だと思う。だって「今の方がいい。今の雰囲気を気に入っている」というユーザーもいますから。ただ、これだけ、妥当性の有無にかかわらずこの問題に否定的な意見が溢れ、俗に言う炎上状態なのに何の声明もないということは、望んだところで叶わないのだろうな……と諦念と悲しみの気持ちでいっぱいである。

●不信感の募る不具合たち

自分はシルクスの不具合に遭遇した。さすがにやばいとかなり早めに対応が入ったみたいだが。あと勘違いでなければアモン以前のスキュラでも氷が溶けずにエンシェントフレアを直受けしないといけなかった気がする。こちらは受けたところで即死ではないから話題になっていなかったようだし、特にアナウンスもなかった気がするが。
ところで、この原因は何だったのか……はいちユーザーの知るところではないが、アモンもスキュラも氷結をトリガーとしている点、同様に「岩の影に隠れる」系のギミック(ベヒーモスのイクリプスメテオとか)で問題になっていなかった点から、これらは同じようなことがらがきっかけで発生した不具合なのではないかと推測している。全くの同原因かは分からないが、不具合として顕在化したトリガーは同一か近いものなのではないだろうか。氷結挙動の不具合かもしれないし、アップデートの結果メモリに影響があったからかもしれない。とはいえ原因自体は何でもよく、ここで言いたいのはバグチェックの体制についての不信感である。
現在動いている実装に対し何らか手を加えたときに、本来正しく動いていた部分に良くない影響が出てしまうことは、開発現場ならあるあるだと思う。そういった二次バグやエンバグは、ときとして全く想定外のところで発生するから完璧に駆除するのは本当に難しい。まして10年もの積み重ねがあるとしたらその全容や影響範囲を完璧に把握している人はほとんどいないんじゃないだろうか。だからと言って、変更するだけ変更してあとは知りませんというのは無責任である。じゃあどうするかというと、徹底的なチェックが必要になる。
で、少し話は変わるのだが、かつて6.いくつかのときに蒼天のムービーやIDを改修していた時期があった。そのときに発生していた不具合のなかに、「教皇庁終了時のムービー内にのワンシーン、オルシュファン視点で冒険者を見るカットで、冒険者が映らない(背景だけが映る)」というものがあった。あの時期はイベント周りに色々と手を入れていた時期だったので恐らくエンバグだろうなと思ったのだが、にしてもこんな重要ムービーで!? とドン引きしたのを覚えている。私は実際に不具合を知らずにそのムービーを見て、おかしいな、と感じて調べたらforumで不具合報告に上がっていた。「イベントに手を入れたから全てのカットシーンをチェックする」という基本的なエンバグチェックすらやらなかったのか、できなかったのか、やっていて見逃したのか、どういった事情があるかは知らないが、そして知ったとして「それユーザーに関係あります?」という話なのだが、つまりそういったチェックや品質管理に対する意識の低さに非常に危機感を覚えた。だってただのムービーならともかく、あのカットシーンですよ……? 「灯りの消えた日」や「戦勝祝賀会」と同じくらい、プレイヤーにとってはストーリーに没入するきっかけやモチベーションになりうるはずのイベントですよ……? 進行不能でこそないが、ゲーム体験を大きく傷つける不具合だ。
で、話は戻るのだが、シルクスのアモンの件、6.いくつであれだけ酷い不具合を埋めておいてまだそのような網羅チェックの体制が整っていないのかと心底落胆した。影響範囲が分からないなら当然全チェックが必要になるわけだが、全てのID、討滅戦、レイド、アライアンスを適正レベルで通しで正規手段でクリアすることってそんなに大変ですか? それをする予算を確保しスケジュールを敷くのがマネジメントではないですか? これだけじゃない。占星術師の仕様が変わったことでコンサポのウリエンジェが正しく挙動していないという不具合報告も見ました。一体どういうチェック体制になってるんだ?
仮に実装中には1000のエンバグを潰していて、あれがすり抜けたたった1つの不具合だったかもしれない。でもそれはユーザーには関係がない。FF14は開発とユーザーの距離が近いことを謳っているが、それは開発がユーザーに対して不出来な品を提供してもいいという免罪符ではない。開発とユーザーの立場の差は絶対的で、ユーザーはどうやってもゲームの中身を直接いじることはできない。ユーザーがどれだけ望んでもユーザー自身に改善はできない。それが出来る唯一の存在である開発サイドがユーザーに対して「配慮」や「同情」を求めないでほしい。上で「どういうチェック体制なんだ」と書いたが、それに対する回答は求めていない。どういう開発進行でチェック体制であろうが関係ない、同情の余地はない、不出来な品を提供するな、の一言に尽きる。客がそこに配慮する必要は何もない。もちろん行き過ぎた言葉で中傷するのは論外として。

●インタビューや生放送での言動

直視すると精神衛生上よろしくないのであまり考えたくないというのが正直なところ。
FF16で同じようなことを一年前にやってたように見え、あれも国内外で炎上状態になっていたと記憶しているのだが、あれは教訓にはならなかったんですかね。言うだけ言って炎上して特にリアクションなし、という状況もFF16のことを彷彿とさせて本当に嫌ですね。もしかするとさすがに言動に対して慎重になってるのかもしれませんが。
ゲームのインタビューで「続編ないんですか?」「作りたいですね~」みたいな掛け合いってよくあると思うんですけど、そしてそれは必ずしも実現するわけではないのはそうなんですけど、今回のグラフィックアップデートに対する吉田プロデューサー・ディレクターの発言はそういう温度感ではなくないですかね。
このゲームにおける開発とユーザーの距離が近いって、開発の都合をユーザーに押し付けるのに便利なだけで、別にユーザーの意見を掬い上げてくれるわけじゃないんだなと感じている。開発サイドはユーザーの方向いてないんだな、都合のいいオキャクサマなんだなと落胆が止まらない。「これこれこういう理由があってできなかったんです」と説明するのは構わないが、説明さえすれば許されると思っていないか? ユーザーが聞きたいのは理由なんかじゃなくて、「じゃあどうするの? どうリカバリーしてくれるの?」って話なんじゃないか。それが双方向に出来るのが真に距離の近い状態であって、そうじゃないのに勝手に一方的に距離が近いと思われている感覚が、私は凄く嫌です。

●メインを進めたくない

長くなってしまったがまとめる。現状7.0に抱いている感情はこの一言に尽きる。
自分のプレイヤーキャラクターが可愛くない。カットシーンで映る度に可愛くないなと思う。旧グラフィックの面影もないし、変に突き出た唇が気になる。口に関しては酷い性的な揶揄で評されるのに思わず笑ってしまったくらいには酷い。とにかくこの状態でメインストーリーの感動的なイベントを見たくないし、なんならジョブクエストや友好部族クエストなどのちょっとしたストーリーも見たくない。
既に2例以上のエンバグらしき不具合を確認しており、forumやちゃんねるには6.以前のフィールドのライティングに対する不具合報告も見かけた。この状態で新しいフィールドを訪れたり新しいIDを攻略したりしたくない。さすがにイベントシーンは大丈夫だと信じたいが、信じるに足る理由がない。物語やゲーム体験を損なう不具合があるかもしれない状態で進めたくない。
NPCの顔も以前と変わってしまった。これが本来の顔だと言うのなら致し方ないが、アルフィノやアリゼーの目元、ヤ・シュトラやウリエンジェやリーンやガイアのライティングなど、明らかに以前と比較して品質が低い部分を受け入れたくない。だって6.58のときにこのストーリーを見ていたらもっとかっこいい、かわいい、美しい姿が見られたんでしょう?
なぜ? 7.0の公開までにメインストーリーを全てクリアしていなかった自分が悪いのか? これから先、上にあげたような不満が解消されず、全てのイベントに対して「6.58の頃はもっと綺麗だったんだろうな」という思いを抱きながら進めていかなければいけないのか? 「もう少し早ければもっと感動的なゲーム体験を味わえたのだろうな」と罰のように思わねばならないのか?
「旧エリアのライティングは随時調整」と言っていたが、黄金にたどり着いたプレイヤーにとっては見慣れた景色かもしれないそこは、我々にとっては新しい冒険の地なんですけれど。人生においてたった一度きりの、二度と味わえない初見の衝撃や感動を味わえるはずの場所だったんですけど。
開発サイドは、これから興味を持って初めてくれる新規や、(進行度的に)漆黒や暁月の評判で入っていままさにその旅を楽しんで継続してくれる人のことは、優先度を下げてもいい、コストや工数の都合があるから仕方ないと考えているのか?
まさかそんなことはないと願っているが、仮に万が一もしも一片でもそう思ったことがあるのだとしたら、それはユーザーの厚意に甘え善意にタダ乗りしているだけで、許されたことではないということを肝に銘じてほしい。

ああ、なんか色々グチャグチャと考えてたけど、私が強烈に嫌だと感じたのはこれだったんだな。グラフィックアップデートさえなければこのゲーム体験はもっと良かったものだったのにという憤り、哀しみ。本当になんでこんなことになっちゃったんだろうな……。

と、公開前にパッチのリリースノートがきたがグラフィックには触れられず。
別に遊びのコンテンツ(この「遊び」って言葉も曖昧でモヤモヤするが……)を先に修正調整するのは、追加コンテンツがバトルのものなので仕方ないっちゃ仕方ないのだが……。

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