二年前の日記 3/21

2017/03/21

 野党第一党である民進党の最後の切り札――文字通り最後になりそうだ――である蓮舫党首であるが、日に日に評価を落としているようだ。連日のように安倍政権、とくに稲田防衛大臣を攻撃しているものの、そのたびに「そういうあんたはどうなんだ」と各所からツッコミが入っている。自身の国籍にまつわる曖昧な部分を放置しているからだ。なぜ明快にしないのだろう。後ろ暗いところがないのなら、すべて明かせば良いように思うのだが。

 もちろん、それを明かしたところで支持率が下げ止まることはないようにも思うが、今までより話は聞いてもらえるようになるのではないか。野党第一党の党首といえば、日本の首相候補の一人だ。ならばいま安倍首相に加えられているようなレベルの攻撃を、蓮舫氏も受ける覚悟がなくてはならない。その場に際して、「答えられません」では誰も納得しないだろう。

 実際蓮舫氏も安倍首相に対して「信用できない」と言っているではないか。あなたも信用されてないのですよ、という点をどこまで理解されているのだろうか。

 このまま低い支持率が続き、選挙で負け続ければ、いずれ民進党はまた分裂するだろう。そしていつか社民党のようになる。そうなる契機を作ったのは誰であろうかと、後に戦犯探しが始まれば、蓮舫氏の名前は間違いなく浮かんでくる。そういう意味では既に日本の政治史に名前を残す存在となってはいるのだが。


 日本ではちょっと前にきりたんぽが話題になったが、アフリカのガーナには、『キンタンポ』という地名がある。画像検索をすると、大きな滝の写真が何枚も出てくる。この滝で有名な所らしい。

 その有名な滝で19日、泳いでいた高校生らの上に木が倒れ込み、20人が死亡、11人が負傷したという。痛ましい事故である。引率の教師がいたというから、学校行事で訪れていたのだろう。救助当局の報道官によると、現場には暴風雨が接近しており、その影響で木が何本も根こそぎ倒れたのだという。現場を見た訳ではないので迂闊なことは言えないが、引率教師は危険に気づかなかったのだろうか、と思えてならない。

 ガーナはアフリカ諸国の中で、ずば抜けて就学率が高いらしい。ガーナの学校は2・6・3・3・4制で、4歳から義務教育が始まり、中学3年生まで無料で教育が受けられる。つまり今回亡くなった20人の高校生は比較的生活に余裕のある層の子女であり、その何割かはいずれ大学にまで行ったかもしれない。ガーナの未来を、ひいてはアフリカの未来を支える人材だったのだ。命の重さを差別する訳ではないが、そう考えるともったいない。実にもったいない話である。いまはとにかく、お悔やみを申し上げる。

※ 民進党については、もはや言うに及ばず、ですかね。
 きりたんぽについては、この少し前にドラマのタイトルが問題になったのですが、記憶にありますでしょうか。検索するとすぐに出て来ます。何ともくだらない問題でした。

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