二年前の日記 8/18

2017/08/18

 スペインのバルセロナでテロである。現地時間の17日午後5時頃、日本時間で午前0時頃、バルセロナ中心部にあるカタルーニャ広場に近い繁華街、ランブラス通りで白いバンが人混みに突っ込み、13人が死亡、100人ほどが怪我をした。犯人は車を捨てて逃走、2人が身柄を確保された。他に1人が逃走中とか1人が射殺されたとか4人が射殺されたとか5人が射殺されたとか、まだ情報が錯綜している。この件に関し、ISが犯行声明を出しているという。

 スペインにはテロのイメージがなかったのだが、調べてみると2004年に列車爆破テロが起きている。191人が死亡し1800名以上が負傷した大規模テロだ。比較的最近ではあるが、もう13年も前のことである。さすがに覚えていない。

 この13年前の事件を契機にスペインではイスラム過激派への監視と取り締まりを強化し、また2015年にフランスなどで起きたテロを受け、テロ警戒のレベルを5段階中「3(中程度)」から「4(高い脅威)」に引き上げたことにより、これまでテロを封じ込めてきたのだが、やはりこのタイプのテロは防げなかったようだ。何せ爆弾も銃も使わない。車さえあればできるテロである。そして車はスペイン中どこにでもある。つまり防ぎようがない。

 言うまでもないが、車は日本にも腐るほどある。車の盗難など珍しくもないし、そもそも車を盗む必要すら無い。レンタカーを借りれば良いだけなのだから。すなわち現状では日本でもテロを起こしたい放題なのである。いつどこで起きてもまったく不思議はないし、これを防ぐ手立てはない。そのくらい危険な状況に我々は身を置いているのだということを、もっと意識するべきではないだろうか。

 もちろん騒ぎ立てれば良いというものではない。ムスリムの人に対する差別をはびこらせてはいけない。しかし注意はすべきだろう。その為にどんな方法があるのか、我々は知恵を持ち寄らねば。今日スペインで起きたことは、明日日本で起きるかも知れないことだ。対岸の火事と思ってはならない。


 大阪府泉佐野市の日根野というから、自分のいま住んでいるところから車で15分というところである。50歳の男が自分の妻を木刀で殴って殺害した。しかし男は「死ぬとは思っていなかった」と述べているという。

 だがこの男、妻の頭や背中を何発も木刀で殴っている。それで死ぬとは思っていなかったというのは、殺意って何かねと思う。まあ100万歩譲って本当に死ぬと思っていなかったとすると、おそらく以前からしょっちゅう妻を木刀で殴っていたのだろう。それでたまたま死ななかったから、少しずつエスカレートしていったのかも知れない。何と幼稚な。50歳にもなって情けない。これならまだ殺す意思を持って人を殺している分、テロリストの方が人としてまともである。とんだクズが居たものだ。


 俳優のトム・クルーズ氏が映画の撮影中に足首を骨折する重傷を負ったとのこと。ビルからビルへ飛び移るシーンをスタントマンを使わずに撮影していたところ、失敗しコンクリートの壁に激突したらしい。状況がイマイチよくわからないが、痛そうではある。

 まあスタントマンを使わないというのはポリシーなりプライドなりあるのかもしれないが、さすがにもう年である。55歳だぞ。あの天下のトム・クルーズも55歳になったのだ。そりゃ衰える。いい加減スタントマンを使うか、さもなきゃアクションシーンのある映画は断るか、そろそろ仕事のやり方を変えるタイミングなのではなかろうか。余計なお世話ではあろうが。


※ 2年前のバルセロナのテロは、日本ではもう忘れられているのではないでしょうか。その後もあちこちでテロが起きてますしね。このテロ事件の犯行グループは、21日までに12人が死亡または逮捕されたはず、という事になっていますが、ネットでは詳細がわかりません。ちゃんとまとめた記事が見つからないのです。みんな大好きWikipediaにも詳しいことは載っていません。こんな大きなニュースも尻切れトンボで押し流されてしまうところに、情報化社会の怖さが垣間見える気がします。

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