二年前の日記 6/21

2017/06/21

 19日に小児科学会誌に発表された調査結果によると、アメリカで2002年から2014年にかけて銃関連の事件や事故で緊急救命室に運ばれた17歳以下の子供は、年間平均で5790人に上ったという。そのうち21%は故意ではなく、事故による負傷だった。

 さらに同期間に銃関連で死亡した子供は年間平均1297人、死亡原因は殺人が53%、自殺が38%、6%は事故、3%は捜査当局による法執行――つまりは警官に撃ち殺された訳だ――または原因不明だったのだそうな。

 さもありなん、と思う人も多かろう。銃社会アメリカの現実が垣間見える気がする。日本人の感覚ではにわかには信じ難いことだが、アメリカでは「子供向けの銃」が売られている。玩具の銃ではない。ポップな配色で、子供の手で扱えるよう全体的に小型にデザインされてはいるが、実弾の撃てる銃である。子供の頃から銃の扱いに慣れておけるようにと、プレゼントに贈られたりするらしい。年間数万丁が販売されるという。「CRICKETT RIFLE」で検索すれば、メーカーのサイトと他にも画像や動画が見つかるはずである。歴史や文化の違いには寛容であるべきなのだろうが、なんともぞっとしない。自分は銃器類は好きである。ガスガンもいくつか持っているし、拳銃やライフルの実銃が手にできればと思う気持ちもある。しかし、子供に持たせたいとはまったく思わない。この辺は日本人とアメリカ人では相容れないところかもしれない。

 銃は扱う人間によって凶器となるのであって、銃自体に罪はない、という理屈もわかる。しかしある意味、酒やタバコと同じではないか。健康で安全な生活のためには子供からは遠ざけておいた方が良いものだろうと、自分は思うのであるが。


 ベルギーの首都ブリュッセルのブリュッセル中央駅において小規模な爆発が発生、検察当局はテロと発表した。容疑者は現場で兵士に射殺されたという。負傷者は居なかったようだ。容疑者が「アッラー・アクバル」と叫んだという目撃証言はあるらしいが、当局からのコメントはまだない模様。まあ、テロがいつでも成功する訳ではない。こうやって失敗することもあるのだと理解をしておく必要はある。

 ラマダンは6月24日で終了する。それまでに駆け込みテロも増えるかもしれない。注意はしておこう。


 埼玉県の小学校において、教科書の音読中に男子生徒が女子のような声を出したところ、教師が「ここにオカマがいるのか。誰だオカマは」と発言したという。その教室には実際にLGBTの生徒が在籍しており、保護者が抗議した。

 一方こちらも埼玉県の、今度は中学校において、女子生徒が更衣室として使用している教室にカメラを仕掛け、着替えの様子を撮影していた教師が逮捕された。「裸が見たかったので盗撮した」と供述しているとのこと。

 埼玉県の全教師から見れば、いわんや全国の全教師から見れば、こんな教師はレアケースである。ごくごく一部の馬鹿でしかない、と言いたいだろう。それはそうかもしれない。だが正直に言うと、自分は教師という職業に良い印象は持っていない。これは自身が学校に通っていた頃の経験に基づく印象であり、何らかの客観的データに基づくものではないのではあるが、どうも駄目だ。

 と言うか実際のところ、教師という職業の人間が起こした問題が表面化すると、たいていの場合幼稚な印象が拭えない。上記の二つの案件も、「マトモな大人」なら普通は起こさないだろう。どんな職業にだって問題を起こす人間はいるが、教師の場合は出て来る案件出て来る案件、みんな幼稚であると思えるのは偏った見方によるものだろうか。別に「どうせ罪を犯すなら凶悪犯罪を!」と言っているのではない。ただ人間的に未熟な者を教師という立場に配置するというのは、どうなんだろう、社会にとってマイナスではないのか。

 少子高齢化はまだ続く。子供の数は減り続ける。なればこそ、教師の質を上げるのなら、いまがチャンスではないか。教師のレベルを底上げし、子供たちによりよい教育を与え、将来に対する憂いを払拭するためには、いまこそ人間的に成熟した教師を現場に大量に送り込むべきである。当然現場からの反発はあろうが、現代の教師を取り巻く無闇にブラックな環境を改善する目標を掲げれば、そうそう嫌とは言うまい。

問題は、その「人間的に成熟した教師」をどこから調達するかであるが。どっかに大量に余ってないものか。


 フランスにマクロン新大統領が誕生したのが先月、今月には下院議員選挙で圧勝したのだが、そんな中、マクロン大統領が先月指名したばかりの国防大臣が辞任を表明した。

 マクロン大統領の率いる政党「共和国前進」は中道政党「民主運動」と同盟を結んでいるのだが、この民主運動に公金流用疑惑が出た。欧州議会の予算を、フランス国内で働く職員の給料に流用した疑いがあると報道されたのだ。辞任を表明したグラール氏は、当時欧州議会議員であり、フランスの検察から捜査を受ける可能性があるという。

 非常にわかりやすい。やはり疑惑というのはこうでなくてはいけない。いくら利益を受けたとか、いくら金をちょろまかしたとか、そういう明快な答があって初めて疑惑らしい疑惑と言えるだろう。こういうのを頼む。


 19日、大阪府の堺市にある電器店に、火だるまの男性が助けを求めて入店してきた。その直後、現場からは白い車に乗った中年女性が立ち去ったという目撃証言がある。パイロキネシスの能力者であろうか。怖い怖い。

※ 私は学校にはホント良い印象がありません。ただただ苦痛であった事しか覚えてないです。まして教師についてをや。なので多分に偏見に満ちた意見ではあるのですが、でも正直な見解です。

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