二年前の日記 3/30

2017/03/30

 さすが東芝、日本を代表する大企業である。てるみくらぶなどとは違う。

 東芝は29日、平成29年度3月期の連結決算を発表した。最終損益は1兆100億円の赤字、6200億円の債務超過になるという。数字だけ見れば、ちょっとした国の国家予算レベルである。それでもすぐには潰れないというのだから、なんだかんだですごい。

 とはいえ、ここからV字回復とはなかなか行くまい。シャープの二の舞となるのか。いや、それなら随分マシな方かもしれない。鴻海からシャープに出向してきた社長は、「技術力はあるのにマネジメント能力がない」と言っていたらしいが、東芝も同様であろうか。

 東芝は『万年時計』の、からくり儀右衛門こと田中久重に始まる歴史ある企業である。なんとかこの苦境を脱してもらいたいと思うのだが。


 栃木県で起きた雪崩の事故に関し、NHKが被害者の名前と写真をニュースの中で放送したが、その際、被害者の写真を取り違えて放送してしまい、謝罪をする羽目になったそうな。

 いやいやいや、謝罪とかなんとかの前に、その情報、いるか? 何のために名前と顔写真をテレビで放送する必要性があるのか。被害に遭った学校名は既に公表されているのである。それで充分なのではないだろうか。なぜ追加で個人の名前と顔写真を公共の電波で流されなければならないのか。それはいかなる理由に基づくものなのか。亡くなった高校生たちが何をしたというのか。まったく不可思議である。

 ついでに言うと、「NHKが間違えた」と嬉々として報じている朝日新聞や産経新聞にも余所のこと言えるのかと問いたい。みんな同じ穴の狢であり、五十歩百歩である。くだらない。実にくだらない。


 佐賀県の武雄市の図書館はTUTAYAが運営していることで、ある意味有名であるが、その図書館にまつわる批判を市民が新聞に投書したところ、「事実誤認がある」として、市の幹部が投稿者やその家族を訪問したという。しかも市議会議員までが、投稿者を名前を挙げて批判したのだそうな。

 アレだな。武雄市は暇なのだろう。圧力とかではなく。どうしても触れられたくない後ろ暗い部分がそこにあるとかそういうのではなくて、とにかく暇なのだろう。田舎は市役所も議員もおおらかで羨ましい限りである。住みたいとはこれっぽっちも思わないが。

※ 東芝はまだ健在です。この辺、さすがと言って良いのでしょう。「1兆やそこらで潰れるか!」って言ってみたいです。
 報道において、事故や事件の被害者を踏みにじる行為も相変わらず。さすが、なんでしょうかね。
 武雄市はいまでも暇なんでしょうか。最近めっきり聞かなくなりましたが。

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