二年前の日記 9/24

2017/09/24

 駄洒落を言うのは誰じゃ。

 ポーランドの飲料メーカーが、「ジョン・レモン」というブランド名でレモネードなどを販売していたところ、オノ・ヨーコ氏の怒りを買い、訴訟となった。ジョン・レノンの肖像や「Let It Be」「Imagine」といった言葉を使用していたというから、まあ怒られるのも無理はない気がする。裁判は結局和解となり、ブランド名を「オン・レモン」とすることで決着したという。もちろん和解金は支払ったのだろうが、その金額は伝えられていない。

 飲料メーカーとしては、駄洒落なんだから見逃してもらえるんじゃないかという甘い考えがあったのかも知れないが、世の中にはネタにマジレスする人もいるし、駄洒落にマジ激怒する人もいるのだ。それに商売に使ったのでは、一般的にフェアユースとは認められないだろう。日本にも「鮭とばイチロー」という商品があるが、訴えられたら負けるぞ、アレ。

 何にせよ、商品名のネーミングはもっと腹を据えてやらねばならんということではないか。小説のタイトルも同じである。あまり安易に決めてしまうと、どこから怒られるかわかったものではない。気をつけなければ。


 昨日の早朝、東京都渋谷区の路上で変死体が発見された。それは外国人と見られる男性の死体であったが、立ったまま死んでおり、その右腕には電線が絡まった状態であったという。しかし目立った外傷も、感電した様子もなかったのだそうな。何とも不思議な死に方である。

 隣接する4階建ての建物から落下した可能性があると警察は見ているらしいが、仮に4階から落下して電線に接触したとして、それが右腕に絡まるだろうか。ましてやそれが丁度良くバランスを保ち、立った状態で外傷もなく死ぬだろうか。何か隠された事実があるのではないかと勘ぐりたくなる。

 もしかしたら、この死んだ男性は人間ではなかったのかも知れない。電気エネルギーを吸収しようとしたのだが、そこから流れてくる電気の量が多すぎてパンクし、死に至ったのではないか。ガルボジックか。

 と、こういう不謹慎な事を書いていると、怒られる可能性がある。気をつけたい。


 航空自衛隊の朝霞駐屯地で射撃訓練用の銃弾20発がなくなり、現在捜索中であるという。自衛隊と言えば射撃訓練で使った弾の薬莢の数まで管理しており、薬莢が一つ足りないだけで大騒ぎになることで有名である。それが20発の弾丸を失ったというのだから、大事であろう。……本当に大事か?

 これが銃一丁と銃弾20発を紛失したというのなら、確かに大事だ。何らかの犯罪に使われるかもしれないからだ。しかし弾だけではなあ。小銃の弾だというからNATO弾だろうが、狩猟用のライフルには使えるものがあるらしい。しかし20発ぽっちでは。仮に誰かに盗まれたのだとしても、手に入れるコストを考えれば普通に買った方が安いのではないか。

 まあ世の中にはマニアがいるからな。自衛隊で使われている本物の弾がどうしても欲しいという者もいるかも知れない。しかしそういうヤツはその弾薬を使おうとはしないだろう。そう考えると、20発の弾丸が消えたからといって何だというのだ、と思ったりもする。

「弾を買う金は税金から出ているのだぞ」

 という声もあるかもしれない。しかしその税金で無駄に道路が作られ、年度末になるとその道路を掘り返してとりあえず何らかの工事がされている現状を見るに、自衛隊にだけ厳しく当たっても意味が無いのではないか。

 道路につばを吐き、たばこを捨てる者が居る。その清掃にかかる予算1年分で自衛隊の小銃の弾が何発買えるのか。弾の管理責任者は責任を問われるべきだと思うが、自衛隊全体の問題であるかのように報道されるのは、何か違うような気がする。

 どこかの市役所の職員が生活保護の金をちょろまかしたからといって、日本中の市役所が非難されることなどないだろう。自衛隊なら叩いて良い、という姿勢がマスコミの側にないだろうか。それはいじめの構図である。いい加減何とかしてもらいたい。


※ 鮭とばイチローはいまでも販売されています。結構いい値段しますが、人気商品なのでしょうね。……何か腹が減ってきました。

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