二年前の日記 9/15

2017/09/15

 Jアラート、Jアラート、ヤッホーヤッホー(不謹慎)。

 ああ鬱陶しい。朝からミサイルミサイル。他に何か打ち上げたり飛ばしたりするものはないのか。汁的なものでも良いじゃないか(何の汁だろう)。

 詰まらんなあ。本当に詰まらない。こんな詰まらないことをして、金正恩委員長は本当に楽しいのだろうか。せっかく権力の座にあるのだから、それを利用して、もっと楽しいことを考えてみてはどうだろう。ミサイル飛ばすよりも楽しいことはいくらでもあると思うぞ。例えばほら、ピザを満腹になるまで食べてみるとか、蓬莱の豚まんを満腹になるまで食べてみるとか、りくろーおじさんのチーズケーキを(以下略

 何というか、生真面目に独裁者やってんじゃねーよ、って思う。もっといい加減に適当にやれ。余裕がないから嫌われるのである。面白おかしく無責任に生きればいいのに。そ~のうちなんとか、な~るだろう~、ってノリで生きられないのだろうか。自分にそれが出来ているのかどうかは別の話で。


 もう毎年恒例となっているが、今年もまた日本人がイグ・ノーベル賞を受賞した。11年連続だという。受賞したのは生物学賞、内容的にはブラジルに生息するチャタテムシの仲間の交尾に関する研究で、このチャタテムシ、雌にペニス様の生殖器があり、雄に挿入することで交尾するらしい。

 魚類のタイの仲間のように雄が雌になったり、その逆があったりと性転換する生物はあるが、性転換しないまま雄と雌の役割が逆転――しかし卵は雌が産む――している生物というのは極めて珍しい。世界中に5000種いるチャタテムシの仲間でも、ブラジルの洞窟に生きる4種のみにこの生殖器の逆転が見られるのだそうな。

 研究チームでは、このチャタテムシに「トリカヘチャタテ」と和名をつけている。これは平安時代に書かれた男女逆転の物語「とりかへばや物語」に由来しているという。自分はまったく知らなかったのだが、この「とりかへばや物語」は古典として非常に有名な物語らしく、Wikipediaにも単独で記事がある。まあ詳細はググっていただきたい。「君の名は。」や「転校生」や「ベルばら」や「リボンの騎士」の原型が既に平安時代に見られるというのは、何ともはやさすが日本人(いろんな意味で)という気がしないでもない。

 よく日本人にはユーモアが理解できないと言われる。確かにそういう面はあるかも知れない。しかし日本人の感じる「面白さ」は世界に通じるのだということは、イグ・ノーベル賞を見る限り間違いないようだ。来年以降にも期待したい。


 反米社会主義経済が行き詰まっているベネズエラでは、何と国民の75%が栄養摂取不良で平均8.9キロ体重を落としたのだという。これに危機感を持ったベネズエラ政府は国民が動物性タンパク質を摂取するように対策をとった。どのような対策をとったのか。それは、貧困地区を対象に、子ウサギを配布したのだ。要は太らせて食え、ということである。しかしそれに対し住民はどうしたかと言えば、子ウサギに名前をつけてペットとして飼い始めてしまった。

 まあ、政権側の考えもわからんではない。広大な牧場を管理して肉牛を大量生産することを思えば、ウサギは各家庭で育てられるし、しかも繁殖力が強いので容易に増やせる。貧しい国のタンパク源としては優秀かも知れない。ただ問題があるとするなら、非常に可愛いということだ。

 ベネズエラの人々としても、処理済みのウサギ肉を安い値段で販売してくれれば、買って食べるだろう。だが自分たちで殺して処理して食べろと言われたら、さすがにそれは、となるくらいには現代人なのである。良い悪いは話が別だ。たとえそれが客観的に見て偽善的であったとしても、できないものはできないのだから仕方あるまい。

 いまベネズエラ政府は大統領まで引っ張り出して「ウサギは肉だ」ということを国民に浸透させようとしているようだが、果たして上手く行くかどうか。文化とはそう簡単に変えられるものではないし、何よりウサギは手強い。これはもしかすると、政権の命脈に関わる大失敗をしたのではないかと思ったり思わなかったりするところである。


※ 最近すっかり音沙汰がないですね、Jアラート。何ヶ月かに1回の頻度で防災無線のテストが行われていますが、それ以外耳にしません。台風15号のときに使えば良かったのにって思うのですけど、政府が自然災害をなめてかかるってどういう事ですかね。まあ県の方もイロイロ酷いのですが。
 酷いと言えばベネズエラですが、あの酷い状況があと何年続くのでしょうか。まあ、ベネズエラといい北朝鮮といい、あるいは日本もそうかも知れませんが、一度確立された体制というのは、なかなかひっくり返らないものなのですねえ。
 イグ・ノーベル賞は今年も日本人が受賞しました。13年連続ですか。これは誇っていい事だと思いますけどね。これを取れなくなったら、いよいよ日本もヤバいかも知れません。

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