二年前の日記 8/19

2017/08/19

 AFPの記事の冒頭にはこうある。

「台湾・台北の中心部にある総統府の前で18日、中国国旗を持った台湾人の男が日本刀で憲兵を斬りつけた」

 何が起こったのか瞬時に理解できた人は相当頭の処理能力の高い人であろう。自分は何度か読み返してやっと理解できた。なんともモザイク画というか込み入ったドット絵のような事件である。

 要するに博物館から日本刀を盗んだ中国支持派の台湾人の男が、その刀で警備に当たっていた憲兵に切りつけたということなのだが、うん、全然要約されてないな。どう言えばいいんだろう。

 まあ台湾も大変であるな、という話だ。


 しかし大変なのは台湾だけではない。フィンランド南部の都市トゥルクの中心部にある広場で昨日、ナイフを持った男が通行人に次々と襲いかかり、2人が死亡、9人が負傷したという。男は警察に逮捕された。外国人と見られるが、テロかどうかはまだ不明だという。

 バルセロナのテロと直接の関係はないだろうと思うが、アレを見て毒気に当てられた馬鹿が自分も、と思ったのかも知れない。迷惑な話である。これからしばらくヨーロッパではこの手の事件が続く可能性がある。警察当局の方々は大変だと思うが、警戒を厳重にして何とか押さえ込んでいただきたい所だ。

 もちろん、日本でも起きる可能性はある。でも日本だと、ただの通り魔扱いになるかも知れないなあ。


※ 日本では政治や宗教を動機とした暴力行為はあまり目立ちませんが、いつまでもそうであるとは限りません。ある日を境に一気に増える可能性もあります。たとえばオリンピックとか万博とか。警戒は怠らないで欲しいですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?