二年前の日記 4/25

2017/04/25

 さて本日はXデー。しかし午前中は何もなかった。過去の核実験はみな午前中に行われていたらしいし、今日はもうないのではないか。などと言っていたら……という展開もあり得る。油断は出来ない。まあ自分が油断しようが何をしようが核実験が行われるときには行われるのであるが。

 とにかく今日はこれが気になって、他のことが手につかない。面白そうなニュースもないし。腹立たしいニュースならあったが。


 神奈川県川崎市の小田急線柿生駅で、高齢の姉妹2人が電車に飛び込んだ。なんともやるせない。そして腹立たしい。

 2人は70歳代と90歳代であった。こう言っては何だが、放っておいてもお迎えが近い年齢だ。いつ死んでもおかしくない2人である。そんな2人が、何故電車に飛び込まねばならなかったのか。何故そこまで追い詰められねばならなかったのか。年老いた2人で身を寄せ合って、どんな気持ちで生きてきたのだろう。どんな気持ちで電車に飛び込んだのだろう。考えるだけで暗澹たる気持ちになる。

 彼女らも選挙権は持っていた。政治家は、もっと有権者の動向に敏感になった方が良い。彼女らが今の政治に満足していたとは思えない。幸せな人生を過ごしていたとは思えない。政治家は票が欲しいのなら、彼女らのような人々をこれ以上生み出さない社会を作らねばならない。票が欲しいのなら、市民国民のために奉仕しなくてはならない。その襟元の議員バッジは、誰のおかげでつけることができたのかをよく考えてみるべきだ。

 別にブータンのような国にしろなどというつもりは毛頭ないが、国民の幸福度というやつがもう少し上がらないと、税収は落ち込むだろうし、内需は縮小するだろうし、貿易額も減少していくだろう。国にとって良いことなど何もない。議員報酬だってもっと欲しいだろう。それならば国民を豊かにしろ。それは必ずしも金をじゃんじゃん使わせろということでもなく、物を大量に氾濫させろということでもない。子供も年寄りも、若者もベテランも、皆が笑える社会を作れ。そうすれば国も上を向く。

 抽象的すぎて難しい? その難しい仕事に自ら進んで手を上げたのは誰だ。手を上げ、選ばれた以上は責務を果たせ。今の政治家が責務を全うしているとはとても思えない。そんな政治家を選んだのは自分たち有権者である。だからこそ言う。有権者の言うことを聞け。有権者のためになる政治をせよ。そのための外交であり、そのための防衛であり、そのための教育であり、そのための法律である。社会が歪んでいるのなら、その権力をもって歪みを正せ。できないのなら、できるヤツを探して連れてこい。それが国民の代表たる立場に与えられた責務である。

 ああ腹立たしい。まったくもって腹立たしい。政治家のやる気のなさも腹立たしいが、自分の無力さはもっと腹立たしい。心がかき乱される。

 いまはとにかく、お悔やみを申し上げる。どうぞ安らかに。

※ 2年前の今日は、何回かあったXデーの一つでした。結局何もなかったのですが。それにしても荒ぶってますね。相当腹に据えかねていたのだと思います。

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