二年前の日記 11/25

2017/11/25

 エジプトでテロである。シナイ半島というからアラビア半島とアフリカ大陸の間にある逆三角形のちょびっと飛び出した部分、その北部にある町ビルアベドのモスクを、24日、銃と爆弾で武装した集団が襲撃、235人の死者を出した。まだ犯行声明は出ていないが、現地ではIS傘下の武装組織が活動しているとのこと。今回の事件もそれらの犯行ではないかと推測されている。このモスクにはISが異端としているイスラムのスーフィズム(神秘主義)を信奉する人々が集まっており、彼らを狙ったものと考えられる。

 エジプトでは近年テロの増加で治安が悪化しているのだが、それでも狙われるのは軍や警察が主であり、民間人を狙ったものとしてはキリスト教の一派であるコプト教徒を襲撃した事件もあるが、モスクを狙うことはなかったのだそうな。警備の裏をかかれたのかもしれない、とのこと。

 ISという巨木の命運はもはや風前の灯火、切り倒される寸前なのであるが、まだ枝葉は生きているということなのだろう。枝葉はごうごうと茂っているようだから、すべてを刈り尽くすには時間がかかる。おそらく本体を切り倒す方が手っ取り早いのだけれど、その本体が傷を負いながらも逃げ回っている。アメリカロシアを向こうに回してよく逃げられるものだと思うが、感心している場合でもない。ISは世界に対す脅威である。つまり日本に対する脅威でもあるのだ。とっとと切り倒されてくれることを祈るばかりである。


 北欧スカンジナビア半島を陰茎と見立てると、陰嚢にあたる部分がフィンランドである。ちなみにノルウェーは「上に乗るウェー」、スウェーデンは「下から吸エーデン」と覚える。困ったときのエロネタである。

 さてそのキンタ……ではなくフィンランドで、とあるパンが発売された。1斤、というと食パンのイメージがあるので、1本と言う方が伝わりやすいかも知れないが、とにかく3.99ユーロ、日本円で約530円である。高い。フィンランドの物価は知らないが、とにかく普通の小麦粉だけで出来たパンよりは高いということだ。

 ではこのパン、何で出来ているかというと、小麦粉にコオロギの粉を混ぜて焼いている。間違いではない。コオロギだ。秋に鳴く虫のコオロギを粉末にして混ぜている。コオロギは高タンパク低カロリーで生産に必要な飼料も牛や豚や鳥に比べて少なくて済む、非常に健康的・経済的で地球にも優しいタンパク源として注目されているのだ。コオロギだけではない。昆虫全体が次世代の食料としていまクローズアップされている。その社会実験としてこのコオロギパンの発売なのである。

 何だろうな、日本ではイナゴの佃煮とかハチノコとかザザムシとか食べるし、昆虫食が珍しいわけではないのだけれど、あまり積極的に食う気にはならない。乾燥させて粉末にしてパンに混ぜ込んで、という手間をかけるなら、何とか口にしても我慢は出来そうな気もするが、フィンランド人は試しに買ってみようとか思うのだろうか。しかしコオロギかあ。

 コオロギは触るのは平気だ。以前クサガメとかスネークヘッドとか飼っていた頃には、餌としてコオロギとかミルワームを育てていたのだ。だから個人的には餌というイメージであって、自分が食べる物とは思えない。あとコオロギってゴキブリの近縁種なのだ。それを知っていると、食べ物としては見られなくなる。

 そりゃまあ、北朝鮮みたいな食糧事情なら、コオロギが入ってようと何だろうと食べられる物は食べるだろうけれど、日本でその手の社会実験が行われても、自分は参加しないだろうな。


 全国子ども会連合会というものがあるのか。自分も子どもの頃は地域の子ども会に入っていたような記憶があるが、あれに全国連合会があるというのは初耳だ。

 さて24日、その全国子ども会連合会の副会長を務める75歳の男が、子ども会に参加した10代の少女に無理矢理キスをするなどしたとして、島根県警松江署に逮捕された。

 何というか、筋金入りのロリコンである。おそらくは昨日今日始めた訳ではあるまい。それが今まで表沙汰にならなかったのを良いことに、ずっと前から子どもにイロイロやってきたのだろう。全国子ども会連合会の副会長という立場は、この男にとっては絶好の隠れ蓑だったに違いない。ああ気持ちの悪い。

 おそらくはこの男のおかげで、子ども会関係者に風評被害が集まるに違いない。傍迷惑な話である。こうなったら余罪を洗い出せるだけ洗い出して、死ぬまで刑務所に放り込んでおけば良いと思う。どうせ75歳である。懲役15年くらいで天寿を全うするだろう。それが世のため人のためだ。


 ジンバブエの新大統領に、ムナンガグワ氏が就任した。新大統領は国際的にも承認されているようだし、これで何とか落ち着いたというところだろうか。後はムナンガグワ氏のお手並み拝見となる訳だが、さてどうなることやら。


 23日夜遅くに北朝鮮のイカ釣り漁船が秋田県に漂着し、8人の乗組員が救助された。全員帰国を希望しているという。もっけの幸いと韓国に亡命するかと思ったのだが、あんな国でも帰りたいのだな。まあ、家族がいるのなら仕方ないか。自分だけ亡命して家族を強制収容所に送られる訳にも行かんのだろう。

 この8人が工作員ではないと決まった訳ではないのだが、戻りたいという者を押しとどめても利はあるまい。とっとと帰国させてやれば良いと思う。面倒事はさっさと片付けるに限る。


※ この間、コオロギパンならぬコオロギせんべいを無印良品が来年春から販売する、と発表されましたね。主食ではなくおやつから始めるのはどうなのでしょう。せんべいが売れたらパンを出す計画でもあるんでしょうか。まあどちらにせよ、私には縁がないような気がします。

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