二年前の日記 2/17

強請り屋 悪魔の羽根顛末
もーきんずばばばばーん!
ちゃんばら多角形(ポリゴン)
龍眠る宿

 と、小説を上げてきたのですが、手持ちの弾がなくなりました。いま書いている途中です。ネットに上げられるのは4月くらいになりますかね。そんな訳で、それまでnoteはお休みしようかとも思ったのですが、それも寂しい気が。

 だったら、余所に上げている日記をnoteにも上げようかな、と。でもそのまま上げるのもアレですし、過去の日記を上げてみようと。ストックは2年半くらいの分あります。だったら2年前の今日、何を書いてたか見てみるのも面白いんじゃないか、少なくとも自分は楽しい、そんな思いつきで書き始めた次第です。

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2017/02/17

 ゲノムという言葉を初めて知ったのは、ヒトゲノム計画を報じる雑誌か何かの記事だったように思う。遺伝子(gene)と染色体(chromosome)を合わせて作られたのがgenomeという言葉であるらしい。DNAのすべての遺伝情報を意味する。

 その遺伝情報を改変することを「ゲノム編集」というが、アメリカ科学アカデミーはこのゲノム編集について、将来的には人の胚でも認められるべきという提言書を出した。ただし、「これは重篤な疾患に対して厳しい監視下で行われる場合に限られる」との条件も併記されているという。

 だがそんな条件に意味があるのか。もしかしたらアメリカの科学者はその条件を守るのかもしれない。しかし、中国やロシアの科学者もそうであるとはとても思えない。目の前に未開拓の荒野が広がっているのだ。フロンティアスピリッツを持った者はどこの国にもいよう。人のゲノムを編集して、超人を作り出そうとする動きは、必ず出てくる。それを意識すればこその、アメリカ科学アカデミーの提言ではないのか。

 神の領域に手を出してはならない、などという戯言が通じるのはキリスト教やイスラム教を信奉する国家の中だけの話だ。中国やロシアに神はいない。部分的にはいるかもしれないが、国家単位で見れば、神など知らぬ大地がユーラシアには広がっているのだ。当然そこには神の領域など存在しない。人間の欲望に従って、限界を追い求めようとするに違いない。

 いずれ遺伝子レベルで肉体を強化された超人兵団が生まれるのやもしれない。正直に言えば、自分はそれを見てみたい。人間はどこまで行くのか、行けるのかをこの目で確認してみたい。倫理的には許されぬ事なのかもしれないが。

※ ご承知の通り、昨年11月に中国の研究者が人間の受精卵のゲノム編集を行い、双子が誕生したという報道がありました。中国の他の科学者は猛烈に非難しているそうですが、やはり中国から出てきたかという素直な感想です。
 しかしあの研究者が、ネットで情報を公開していなかったら、今頃どうなっていたのでしょうね。そう考えると、イロイロ薄ら寒いところ。

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