ARってなんですか?から一歩前へ進んだ話

今回はXR2020(https://xrkaigi.com/2020/)で発表されていた「AR絵本」のレポートになります!

ARで遊べる!学べる!JAXAと一緒に月探査

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■基本情報
 JAXA監修 スマホで遊びながら遊べるAR絵本
 発行所:ビービーメディア株式会社
 定価:本体1500円+税 / 発売日:2020月6月
 判型:170mm×170㎜ / ページ数:18ページ
 対象:小学生以上
   公式HP      https://techpla.com/tansa/
   紹介動画   https://www.youtube.com/watch?v=jKl_kxR6F1Q




絵本の内容とは?

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月面基地計画に基づいて様々なミッションが課されます。
その中で1つ1つのマシンの説明だったり、ちょっとしたゲームを通して実際に宇宙で行うミッションを読んだり、アニメーションを見たり、体験することでより具体的な体験を通して学ぶことができるようになっています。
最後には、月面基地を作って、月面基地にどういったものが必要かを学ぶことができるそうです!ワクワクします!


制作フロー

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 絵本自体もビービーメディア株式会社で制作されており、絵本を1から作るという[「企画→制作→流通」までやっているのは珍しいですよね。


開発するきっかけ

JALの機内映像の制作で
映像が分かりやすく好評だったのでこれを子供たちにもっと届けたい所から
「AR×絵本」 というところにいきついたそうです。


AR制作の流れ

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①全体のシステムの構成
②プランナーさんが書いた絵コンテを元に各ページの流れを作成
③UIなどを調整
④アニメーションやシェーダー部分の調整
また、ブースを設けてARに慣れない人にもプレイしてもらい、操作性やUIの機能性の体験の声も再度開発に生かしていったそうです。

工夫した点として

・ARならではの能動的な体験を通してより理解を深める
・絵本との親和性を高めることで今そのページに描かれているマシンについて学んでいるという意味の紐づけ
・本自体をフルフラットにするなど物理的にも遊びやすさを追求

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また、JAXAに監修を依頼することで教育方面でしっかり学べる本格的な絵本になっています。

ARの特徴を生かすためにやっていたこと

・ミッションをプレイする際は、正面からだけでなく色んな角度からみることでクリアーしやすい仕掛けにする
・マシンの実寸大を体感する体験の盛り込み
・ARと絵本の関係性が解離しているとARである意味や絵本である意味がなくなってしまうので、絵本からCGが出てくる演出にすることで親和性「拡張現実の臨場感」を演出

自分が印象的だったのは、最後にそれまでのページで学んでいたマシンの実寸大を体感する体験を盛り込んでるのが、絵本という概念にとらわれずに、外でも新しい学びができる体験として作られてたのがとても印象的でした。
実際にマシンを出して、2Mとかを端から端まで歩いて体験したり、実際はこんな大きさなんだとみれるのはすごく楽しそうでした。

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今回のAR絵本の手ごたえとして

「理想的な成果が得られた」とおっしゃられていました。
教育とARという面で分かりやすく伝えるとこは成功したうえで


今後、ARを教育方面に生かす際の有効な特徴

・見えないものを可視化(ミジンコなど)
・大きすぎて見えないものをミニマムにする。
・体内にあるから見えないものを可視化するといった活用法も。
・動きを伴った体験ができるので、今回のように実際に歩いて確かめることで感じるサイズ感や細かいディテールを見れたりする表現ができる。


今だけ出来るARの活用方法

〇目新しさを売りにする
・まだまだARは一般人になじんでいない「ARという技術」でのアピールになる
・かざして出てくるだけで驚く人はまだいる
〇デバイスとして
・iphone、ipadはみんなが慣れていて、小さい子供でも使えるので親子体験ができる
・ARとはいえ、端末を使ってるのでいりこみすぎないことでちょうどいい体験が可能

まとめ

・新しい技術を使った新しい体験で、新しい学びの仕方を提供できることはみえてきている。
・新しい技術を全面に押し出すのではなく、大切なのはそこに「何を伝えたいのか」そこにARがふさわしいのかどうかを考えてコンテンツを作る必要があることを学びました。
・またARグラスという新しいデバイスも登場しつつあり、常に価値観は変動していきます。なので現状だけをみずにその時代に合わせて物事を考えていく必要があることを今回ARの具体的な事例を知るのと同じように学ぶことができました。

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