損するより怒られることが嫌い

損をすること

例えば、自分の不注意でお金を多く払ってしまったとか、友達に合わせて自分へ負担が多くなってしまったとか、そういった類のことがあった時、自業自得とはいえ落ち込んでしまう人が多いのではないだろうか。

しかし、私はそういった時、一番心配してしまうのは、それによって母親に怒られてしまうことだ。

うちの母親はとにかく損をすることが嫌いだ。だから、私が何か損をしてしまったとき、損をした自分よりも大げさに落ち込み、そして馬鹿だなあと怒られる。

こういった母親の元で育ってきたから、損は絶対してはいけないものだと思って生きてきた。だから、損をしないように特に金銭関係の話については、注意深く、抜かりなく調べ上げる癖がついている。また、瞬時にその状況が自分にとって得なのか損なのかといった所謂、損得勘定というものが敏感である。

ただ大人になって気づいたのは、自分は損をすることが嫌なのではなく、母親に怒られるが嫌だったということだ。

それに気づいた今は、損をすることが怖くなくなってきた。大人になれば損をしたこと自体、母親にばれることも少ない。

人生生きていれば、損すること、得することはいくらでもあると思う。だから、別に得しても、損しても特に何か大げさに捉えることなく、まあそんなこともあるよね的な感じで生きていきたい。




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