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ちょいと変わったノンさん ~第一章~     ~遊園地編~

事件?の始まり

おれ、るい。今日は、ノンさんと遊園地へ来ている。
「るいるい、あのジェットコースター、るいるい乗れないね。」
おれは、身長足りてるから乗れるんだけど。このようにノンさんは、頭はいいのだが、少しずれている?のだ。ノンさんは、おれが止めるひまもなく、遊園地のスタッフに、
「一人です。」
といって、ジェットコースターに乗ろうとした。が、スタッフに止めれていた。しかし、ノンさんは、スタッフになにかいってジェットコースターに乗っていた。
「ね?言ったでしょ。」
はいはい。そうですね。おれも乗ろうとしたら、スタッフに、
「身長足りてません。」
と言われた。か、完全にノンさんにつられてる。おれは、しばらくノンさんを待つことになった。
数分後…
「たのしかったー。」
とノンさんが、ジェットコースターから帰ってきて言った。おかげで待たされるはめになったけどね。・・・・・・おれだって、乗りたかったのに。そして、メリーゴーランドの列に並んでいるとノンさんが、
「あ、あれってナッツだ!」
うそだろ!あいつは、ノンさんが好きなんだぞ。ノンさんと遊園地来てるってばれたら、ナッツになんていえば・・・。
「ノンさん!」
「ふぇ?」
間に合わなかった。ナッツにもう、ノンさんは、話しかけていた。おれは、逃げた。

学校

 あ~。憂鬱だ。もし、ノンさんがナッツにおれのことを言っていたら…。考えたくない。門の前で入るかをまよっていると、
「る~いるい!」
と後ろから、ノ、ノンさんに声をかけられた。おれは、慌てて、
「サヨナラ~」
といって、学校へかけこんだ。ノンさんが、
「まだ、帰る時間じゃないのに。」
といっていたことには突っ込まず。
「オイオイ。ちょっと待て。」
ナッツ。

絶対絶命

「オイオイ。ちょっと待て。」
ナッツ。ばれたな。
「ノンさんとるい。どーいう関係なんだ。」
「それは、リンゴとブドウ…くらい?」
と、意味の分からないことを答えた。
「ヴぇ。同じフルーツって。」
そこまで考えてなかったから、言い訳が変になった。
「り、リンゴとブドウって味が違うじゃん。その味の違い。」
「は?」
そりゃあねえ。ばれるよ。
「はー。良かった。リンゴとブドウの味の違いは、大きいからね。」
つ、通じたあ。ていうか、ノンさんより変わってるよな。まあ、ノンさんも大したものだけど。 遊園地のスタッフを納得させるなんて。
「何話してるのー?」
「きゅえ!」
ナッツが驚いた。おれは、軽く説明をノンさんにした。
「何でおれとノンさんが遊園地にいたのかっていう話。」
「ああ。そのことぉ。それは、るいるいがぁこの前にめええちゃ難しい算数のプリントを教えてくれてぇ。お礼に、ね。」
ナッツが俺をにらんでくる。怖いので、ノンさんに助けを求める。
「ナッツ。ちょっと話そうよ。」
ノンさんが、ナッツを誘う。当然、ナッツはOKする。その間におれは、逃げる。

遊園地のお誘い

「るいるい。遊園地行こう。」
またか。これが事件?の始まりになるとかないよな。
「この前帰っちゃったでしょ。だから、リベンジ。」
うーーーーーん。
「行くよね?」
断りにくい。
「ダメ?」
涙目でたのんできた。断りにくい。はぁ。
「・・・・・・いいよ。」
「本当!やったああああああああああああああああ。」
さっきまでの涙は?
「ん?噓だけど。」
騙された。

もう一度・・・・・・

「ヤッホーイ」
で、何でナッツがいるんだ。リベンジじゃないのかい!
「最初から連れてきとけば、るいるいが帰らないかなーって。」
浮かれているナッツの横で、ノンさんが、こっそり教えてくれた。
まあ、ジェットコースターに乗れるし、いっか。っては?ノンさんランド?奥に、見える入口にそう書かれていた。この前来た時そんなんなかったよ。疑問に答えるように、ノンさんがいう。
「この前、私のルールで動かしたでしょ。それが採用されたの。で、ノンさんランドを作ってもらったの。」
あ、ああ。
「まあ、楽しもう!」
ということで、ノンさんランドにあるコーヒーカップに乗った。っていうか回る速さが早すぎるんだけど、気のせい?ナッツは・・・・・・、気絶してる。ノンさんに声をかけようとすると、満面の笑みで、怖かった。そういえばこの仕組み、ノンさんが考えたんだった。ノンさんが考えたから、普通じゃないとは考えたけど、普通に乗ってしまった。
次にジェットコースターに乗る予定だったが、あまりにもナッツがフラフラだったから、ノンさんランドの観覧車に乗ることになった。正直怖い。コーヒーカップがあんなのだからもう全部無茶苦茶かもな。
「いや、絶対に無理だろ。」
観覧車は、宇宙までとどいていた。まわるのに、5時間かかるらしい。
「観覧車は、あきらめるか。」
ナッツは、あきらめた。ノンさんは、
「ジェットコースターに乗る?」
ジェットコースター、とても速い速度ですけど?驚くのにも疲れてきた。
いいや、
「遠慮しときます。」
おれは、ノンさんランドから出る。ナッツたちをまとう。ナッツは、びしょぬれでノンさんとノンさんランドから出てきた。
「何があったんだ?」
おれは驚いていった。ノンさんがちょっと言いにくそうにいう。
「ミ、ミストのお試しで、水を出したらいっぱい出てきた。」
ミストってそこまで水出てこないだろ、普通。・・・・・・ノンさんは、普通が通じなかったんだった。
「まあ、今日は、帰ろう。」
ノンさんがそう言って車を呼んだ。遊園地の出口まで行くと・・・・・・


帰り道

車が待っていた。誰のだろう?
「ノンお嬢様。お迎えに来ました。」
あ、ノンさんの執事か。そういえばノンさん、お嬢様だった。
「ご苦労様です。立崎。さあ、ナッツ、るいるい、帰ろう。」
そして、車で帰った。
「ところで、ノンお嬢様。どうして、電車に乗っていったのですか。」
ノンさんの執事が聞いてきた。
「それは、ナッツとるいるいと一緒に行きたかったから。それに・・・・・・電車にも乗りたかったしね。」

さよなら

家についた。
「るいるい。バイバイ。」
おれんちが最初についたから、おれからバイバイをした。寂しいけど、また学校で会えるし、いっか。









































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