テキトーを重視して─────────────

俺がいそいそと晩御飯の準備をしている。
何故なら、客が多すぎて(なんと90人!それだけの数が入るこの旅館もだけど、美男美女パワーってすげ~!)、マイラ一人だと晩御飯を作り切れないからだ。
その代わり、マイラには俺の晩御飯配りを手伝ってもらう約束だ。
「え、今16時か。そろそろ温泉も沸かさないと。」
俺は温泉の水を出し始めた。
男女ともに、だ。そして呼び掛ける。
「温泉が湧きました、入る人はどうぞ~!」
そう言ったら、ゾロゾロとおっさん達が温泉へ向かい始めた。
そして俺は厨房に戻ると、フライパンを取った。
料理が終わった。疲れた~。と思って部屋に戻る途中、黄色い叫びとともに人だかりができているのが見えた。ヤケに女性が多いな。。。そう思いながら俺は好奇心で人だかりの真ん中を見た。
「寸也斗っ⁈」
なんと、真ん中に居たのは寸也斗だった。人嫌いの寸也斗が、なんでだ?
「え~、一緒に写真撮影は300円で~す!」
あっ、小遣い稼ぎしてる。。。イケメンって得だよな。俺が撃沈すると、女性達が俺に言った。
「そこ邪魔よ、アンタ、早く退きなさい!」
うぅ、悲しすぎる、、、
「何ボーッと突っ立ってんのよ、アンタさぁ、対してカッコいいわけじゃないのにでしゃばらないで!」
うぅ、、、
「こっちくんなよ、二度と話しかけんな」
もう辞めて!昴のライフはもうゼロよ!俺は逃げるようにそそくさと人だかりを後にした。

そして、俺は半殺し状態になったのでした。


次回っ!昴、見殺しにされる!お楽しみに~!
昴「俺、、、次回がコワいんだが?」
う~ん、気のせい気のせい。恋無がなんとかしてくれるっしょ!(他人任せ)

寸也斗「俺、昴の事見殺しにしたのは1000回ぐらいあるけど、お楽しみにってつけたこと無いな。。。よしっ、今度はお楽しみにってつけるようにしよう!」
昴「おいっ!見殺しにするなよ!せめて助けろ!」
チャ~ンチャン‼

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