学校の謎!?最高じゃん!!

「わ~全くわかんないよ~」
私は頭を抱えた。恋奈は
「これ、算数よね?」
といった。え?それがどうしたの?
「アンタがさ、国語と社会の勉強しようって言ってたから国語の教科書持ってきたのにさ、なんでアンタは算数の教科書出してんの?」
呆れたように恋奈は言った。
「ごっ、ごめん。。。」
私は泣きそうな目をこすった。
「ああもう、いいからっ!泣かないで!(私の出会ったことないタイプだわ。まあ、好きかも。。。)」
と恋奈。
「ホントっ?ありがとう!」
私は舞い上がった。
「ホントだから、この手、離してよ(情緒どうなってんのよコイツ)」
あ、、、気づいたら恋奈の右手、両手で握ってた。
「ダメ・・・・・・?」
私は上目遣いで目をウルウルとさせた。これに恋奈が甘い弱いことを知ったんだ!
私は恋奈の弱みを握ってるんだ!(そうはならないよね?)
「良いよいいよっ!(もうどうでもいいよっ!どうにでもなれ精神っ!)」
恋奈はうなだれるように肩から力を抜いたのだった。。。
恋奈の右手をくすぐってみようかと考えていると、
「あの、歩弥?勉強は?」
・・・・・・あっ、忘れてた✬テヘペロ~!
メンゴメンゴ~。私は筆箱からペンを出した。
「歩弥?誰それ?」
恋奈は生気を取り戻したように言った。
「え。私の名前、覚えてないの・・・・・・?」
今は生気を取り戻した途端だったから、混乱して忘れてたんだよね?そうだよね?
「あぁ、アンタの名前か」
そういえば、今日、歩弥って呼ばれてない!もしかしてホントに、忘れてたの?親友の名前を?
ちょっとヤク売ってる場所ないかな・・・・・・?
全部楽しくなる薬。

「歩弥。私は、アンタの事を愛しているわ(これで機嫌直してくれないかしら?)」
え?とっ、突然の愛の告白⁉私は顔を真っ赤にしてあわあわとした。
「私も、愛してる!」
これが精一杯の言葉。
「チョロ(ボソッ」
叶斗と恋奈の声が被る。

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