見出し画像

【保存版】プロンプトの勉強が不要に!OpenAIのプロンプトジェネレーター解説

プロンプト作成が難しいと感じたことはありませんか?多くの人が、生成AIを使いこなすためにプロンプトの勉強やスクールへの参加を考えることもあるでしょう。しかし、OpenAIが公式に提供する「プロンプトジェネレーター」を活用すれば、そのような学習の必要がなくなります。本記事では、OpenAIのプロンプトジェネレーターの特徴と使い方を解説し、これからのAI活用をより効率的にするためのヒントをお伝えします。



1. プロンプトの勉強はもう必要ない?OpenAIの新機能とは

これまで、生成AIを効果的に使いこなすためには、プロンプトの書き方を学ぶことが必要不可欠でした。プロンプトとは、AIに対して出す指示文のことを指し、どのようにプロンプトを設計するかによって、AIの出力結果が大きく変わります。そのため、多くのユーザーはプロンプト学習に時間と労力を費やしていました。

しかし、OpenAIが公式に「プロンプトジェネレーター」という機能をリリースしたことで、状況は一変しました。この機能を使えば、誰でも簡単に高品質なプロンプトを作成できるため、従来のようなプロンプト学習は必要なくなります。

2. プロンプト作成の難しさとその背景

なぜプロンプト作成は難しいのでしょうか?理由の一つとして、AIは単純な命令だけでなく、具体的な背景情報や文脈を理解した上で最適な応答を返す必要があるためです。例えば、単に「記事を作成して」と指示するよりも、「記事の構成や対象読者、語調、文体」などを指定することで、AIの出力は格段に向上します。

そのため、ユーザーはプロンプトを学ぶためにスクールに通ったり、高額な教材を購入したりするケースも少なくありませんでした。しかし、これらの労力を省けるのが今回紹介する「プロンプトジェネレーター」です。

3. OpenAI公式プロンプトジェネレーターの使い方

OpenAIのプロンプトジェネレーターは、OpenAIが提供する開発者向けツール「playground」で利用可能です。以下、基本的な使い方を紹介します。

  1. OpenAIプレイグラウンドにアクセス

  2. チャットモードの設定

    • プレイグラウンド内で「チャットモード」を選択し、設定を行います。

  3. プロンプトジェネレーターの起動

    • 画面右上の「システムインストラクションズ」の部分をクリックし、プロンプトジェネレーターを起動します。

  4. プロンプトの作成

    • 画面上に表示される指示に従い、例えば「ブログ記事用のプロンプトを作成」などのキーワードを入力し、生成を行います。

Chatモードを開く


◆マークを押して作りたいプロンプトを入力

4. 実際にプロンプトジェネレーターを使ってみよう!

では、実際にプロンプトジェネレーターを使って、ブログ記事用のプロンプトを作成してみましょう。以下は具体的な手順です。

  1. 「ブログ記事の構成を考えるプロンプトを作成」と入力し、生成ボタンを押します。

  2. 出力されたプロンプトを確認し、内容を必要に応じて修正します(例えば、「見出しを5つに増やす」や「SEOに配慮したキーワードを追加する」などの指示を加える)。

  3. 完成したプロンプトをChatGPTに入力し、実際にブログ記事を生成させてみましょう。

これだけで、短時間で質の高いブログ記事が出来上がります。初心者でも簡単に扱える点が、プロンプトジェネレーターの大きな魅力です。

5. プロンプトジェネレーターの応用例とカスタマイズ方法

プロンプトジェネレーターは、さらに多様な応用が可能です。例えば、以下のようなプロンプトを作成することもできます。

■商品レビュー用プロンプト

【入力】
「新商品のレビュー記事を作成。製品の特徴、利点、他社製品との比較を含めること」

【出力】
新商品のレビュー記事を作成してください。このレビューでは、製品の特徴、利点、そして他社製品との比較を含めることが求められます。
# Steps

1. **製品の特徴を紹介**: 新商品の具体的な特徴や技術的な仕様を解説してください。
2. **利点を挙げる**: 製品がどのようにユーザーに価値を提供するか、どのように問題を解決するかを説明してください。
3. **他社製品との比較**: 同様の機能を持つ他社製品と比較し、優れている点や異なる点を明確に示してください。

# Output Format

- **形式**: パラグラフ形式で、解説は読みやすく整理されていること。
- **言語**: 日本語で記述してください。
- **長さ**: 各セクションごとに簡潔にまとまった内容になるように。

# Notes

- 具体的な製品名や特徴は仮のものを使用します。
- 利点および比較の際は、できるだけ具体的な数字や事例を用いてください。

■SNS投稿用プロンプト
【入力】
「Twitter用の140文字以内の投稿文を作成。文頭にキャッチコピーを入れ、絵文字は使用しない」

【出力】
Twitter用の140文字以内の投稿文を作成してください。文頭にキャッチコピーを入れ、絵文字は使用しないでください。

# Steps

1. 考慮するテーマやメッセージを決定します。
2. 短いキャッチコピーを作成し、文頭に配置します。
3. 投稿文を作成し、テーマを伝える内容とします。
4. 最終文が140文字以内であることを確認します。
5. 絵文字が含まれていないことを確認します。

# Output Format

短文形式で、140文字以内の投稿文。

# Examples

### Example 1
- **Input:** 新製品のコンセプト紹介
- **Output:** 革命的!新製品のパワーを体験してください。軽量かつパワフルな設計で、日常がもっと快適に。詳細はウェブサイトへ!

### Example 2
- **Input:** イベントの告知
- **Output:** お見逃しなく!年に一度のビッグイベントがすぐそこに。ライブパフォーマンスや特典が盛りだくさん!今すぐチケットをゲット!

# Notes

- キャッチコピーはインパクトのある短いフレーズを意識してください。
- メインメッセージは簡潔に、かつ魅力的に伝えましょう。

■プレゼン資料作成用プロンプト
【入力】
「プレゼンテーション用の資料構成を考えるプロンプトを作成。各スライドの見出し、内容を箇条書きで記載」

【出力】
プレゼンテーション用の資料構成を考え、各スライドの見出しと内容を箇条書きで記載してください。

# Steps

1. **テーマ決定**: 設定したテーマに基づいてプレゼンテーションの目的を考えます。
2. **全体構成の決定**: プレゼンテーションの流れを考え、スライドの順序を決めます。一般的な構成は以下の通りです。
- 導入
- 本論
- 結論
3. **各スライドの見出しと内容作成**:
- スライドごとに見出しを付け、伝えたい内容を箇条書きで記入します。
- 各スライドは1つのメインアイディアに焦点を当ててください。
4. **重要なポイントのまとめ**: 最後に所要する時間や用いるビジュアルなどの追加情報を検討します。

# Output Format

- スライド構成は見出しと内容を箇条書きで示してください。
- 各項目は簡潔にし、わかりやすく構成することを心がけてください。

# Examples

**テーマ例**: 「新製品の紹介」

1. **スライド1: 導入**
- 見出し: 「新製品発表へようこそ」
- 内容:
- プレゼンテーションの目的について説明
- プレゼンテーションの概要提示

2. **スライド2: 市場分析**
- 見出し: 「市場のニーズとトレンド」
- 内容:
- 現在の市場状況
- 顧客のニーズ
- 競合他社の分析

3. **スライド3: 製品の特徴**
- 見出し: 「新製品のユニークな特徴」
- 内容:
- 技術的な利点
- 他製品との差別化ポイント

4. **スライド4: 結論と質疑応答**
- 見出し: 「成功への次のステップ」
- 内容:
- 主要な結論のまとめ
- 質問に対する応答時間設け

# Notes

- 各スライドには一つのテーマを持たせ、聴衆が理解しやすい構成を心掛けましょう。
- ビジュアル資料を想定して、文字数を最小限にし、ポイントを強調。

これらのプロンプトを事前に作成しておくことで、あらゆる場面に対応できるようになります。また、プロンプトジェネレーター自体をカスタマイズすることで、特定の目的に特化した指示文を生成することも可能です。

こんな形で出力されます

7.生成されたプロンプトを実際に使ってみよう!

せっかくなので、先の例で生成されたプロンプトと、生成前の一文のみのプロンプトを入力してみて、出力結果がどう変わるか試してみます。Twitterの投稿文を考えてくれるプロンプトに、「ChatGPTの業務活用」というテーマを与えてみます。

■元のプロンプト

元のプロンプトの出力結果

まあ、普通ですね。いわゆる生成AIっぽい、当たり障りのない回答です。
次にプロンプトジェネレーターによって作られたプロンプト。

■Prompt Generator作プロンプト

ChatGPT作プロンプトの出力結果

こっちの方がインパクトがありますね。この2つの出力だったら、こちらののほうがより多くいいねをもらえることでしょう。


8. まとめ:これからのAI活用におけるプロンプト作成の新常識

OpenAIのプロンプトジェネレーターは、プロンプト学習のハードルを大幅に下げる画期的な機能です。このツールを活用することで、初心者から上級者まで、誰でも簡単に質の高いプロンプトを作成できるようになります。

今後、プロンプト作成の自動化が進む中で、プロンプト学習に時間を費やす必要はますます減っていくでしょう。ぜひこの機会に、OpenAIのプロンプトジェネレーターを使いこなし、AI活用の新しいステージに進んでみてください。

みなさんのスキが励みになっております!
最後まで読んでくださった方、ぜひポチッとお願いしますm(_ _)m


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?