自戒「難しい」と口に出してはいけない

何か新しい概念や知識に触れたとき、数秒で理解できるものじゃなかったときに「難しい」という言葉を軽く使ってるケースをよく見ます。

これ、自分の思考がマッチョだからなんでしょうけど、自分はこれを避けるようにしています。人が言うのはいいけど、自分が言う分に関しては意図的に言わないよう、言ったら負けみたいな感覚でいます。

いろんな概念や知識に対して理解するのに難易度は確かにありますし、中には確かに難しいこともあります。ただ、自分は「難しい」と口に出すことは、すなわち「苦手」なことであると結びつくことが多くあります。そして、一旦「難しい」というラベル付けをしてしまうと、その事柄に対しての理解への努力をしなくなる傾向が間違いなくあります。

また、「この事柄は難しいものである」と自分がラベル付けしてしまったとき、それを覆すことはなかなかできるものではありません。数学に苦手意識を持ってる人が多くいますが、この人らは数学ができる人との地の能力に差があるわけではなくて、中学校や小学校などの早い段階でそういったラベル付けをしてしまったことが原因ではないかと自分は考察しています。

また新しい何かに触れたときに「難しい」と言うのが癖になってしまうと、自分の能力を自分で卑下することにもつながります。結果として「自分なんかにこんなこと理解できるはずがない」という思考にすらなりかねません。こういったのは地頭ではなくて、新しい事柄に触れたときのスタンスと、その積み重ねです。

以上の理由で、自分は新しい事柄に触れたときに「難しい」という言葉を真っ先に出さないように心掛けています。

ちょっと話がずれますが、新しい事柄に触れ簡単に理解できなかった際に、その事柄自体を否定するケースがあります。自尊心を保つためなのでしょう。まずは理解を。そのうえでの意見を持つよう心掛けたいものです。

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