「社内政治」という言葉、嫌いですか?
「社内政治」って言葉をポジティブにとらえてる人ってあんまりいない気がしています。
ただ、自分としてはこれらの言葉に必ずしもネガティブなイメージを持ってはいません。というのも、「社内政治」とは、つまるところは「信頼関係築けてるか?」という話に行きつくと思っており、信頼関係の構築は仕事において必須であると思っているからです。
そもそも「社内政治」ってなんやねんってのを考えてみると、人によっていろんな定義がありそうですが「誰の意見を誰が聞いてアクションをするか否か」等の関係性そのもの、またはその関係性に働きをかけること、と自分は考えています。
そして、とくにネガティブにとらわれやすいのがおそらく「誰の意見」の部分かなと思います。
言う人によって行動が変わるのは、確かに変に見えるかもしれません。「誰が言うか?」よりも「正しいか?」だよね、という意見もわかります。
ただ、基本的だれしもが「正しいかどうか」を判断できないときは、「正しいことを言いそうな人」の意見に従います。そして、私はこれは間違いだとは思っていません。専門性が高かったり、その役割を担った人の意見を聞くのは組織で仕事するうえで通常業務です。
例えば、自分の領域外の技術選定であれば、その領域の技術的に優れている(と自分が知っている)エンジニアに任せます。その任せることができるエンジニアに対して、自分は技術的なことであれば間違いないという信頼をおいていることになり、その時は結局「誰が言うのか」で判断しています。
なので、自分としては「社内政治」をそこまでネガティブにとらえてはいません。
ただ自分も「社内政治」というものをネガティブにとらえた瞬間はあります。それは、現場と決裁者で誰の意見を聞くべきかにズレを感じたときまたはその信頼関係を悪用(私利私欲のため利用)したときです。現場側か決裁者側かのどちらに原因があるのかはわかりませんが、問題は「社内政治」そのものではなくて、この時の現場と決裁者の関係性に問題があるのだと感じています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?