新曲「月冴ゆる」をリリースしました

こんにちは! おでんのおつゆちゃんこと作曲の柚原ゆずこです。
今日は新曲「月冴ゆる」がリリースされたのでクレジット紹介がてら、新曲について書こうと思います。

まだ視聴してないよ〜〜って方は、とりあえずみちゃいましょう。


すごくさむい

「月冴ゆる」は俳句の冬の季語です。「冴えきった大気の中で凍りついたように見える月の様子」、ちょうど今みたいな寒さに震える夜にぱっきりくっきり月がみえちゃいますよね。日本海側ではわりとむつかしい空模様ですが、太平洋側、関東ではまあまあ解像度の高い月になっちゃいます。空が凍えてる証拠ってかんじですね。

そんなめちゃ寒い夜、ひとりでバスを待っていたら、空と、風と、寒さと、そのくらいしかなくて心細い。とにかく心細いし、寒くて体の芯が折れそうになります。

かなりあたたかい

外のヤバい寒さにくらべて、おうちってわりとあたたかいですよね。むしろむちゃあたたかい。もう外にでたくないくらい温かい。突風がふくわけでもないし、寒い格好でバスを待つわけでもないんです。もうこの日常を音楽にするっきゃないわけですね。

めちゃヘヴィにしようとした

Shreddage 3 Hydraっていうやばい音がでる音源を買ってまして、これを使ってドドドドってヘヴィな感じの曲を作ろうと思ってたんです。今見たら8弦ギターで思ってたより1弦多いなって思ったんですけど、とにかく低い音が出せるんですね。

このギターと、五弦ベースと、ツーバスを使って、冬の猛々しさを表現しちゃろうと。その時はまだ歌詞を考えたりしてなかったんですけど、とにかく強くてパワーがあって破壊的だったらなんでもいいな、みたいな。最初のデモはそのくらいの気持ちだったと思います。

コントラスト

破壊的なパワーのAメロのまま進んでも良かったんですが、素のわたしというか、もっと牧歌的なのをサビにしたらコントラストが映えるんじゃないかなと思って。完パケしてから最初のデモを聴いたら、そのときから今と同じサビになってました。

サビになるとリズムが半分に聞こえるようになってて、メロディアスになって、強さってよりは優しさや自由や温かみを感じるなあって思いながらデモを仕上げていったのを覚えてます。

“ねえ見ていて鷦鷯”

肝心の歌詞なんですが、J-POPって歌詞がいちばん大事らしいじゃないですか。「歌詞で泣きました」とか「歌詞で感動しました」って人は多いしそういうコメントは見るけれど、「ベースが素敵すぎて泣きました」とか「シンセの音色選びで感動しました」って人はいませんよね。歌詞8割の世界です。すごいです。歌詞がよければ全て良し。

そう言われると今後歌詞を書くプレッシャーで押しつぶされそうになるので、じぶんらしく自由に書きました。わりと古風な言葉が好きなこと、「愛してる」とか「会いたい」とか「おまえをタヒす」みたいなわかりやすい表現を避けがちなこと、そういうのが出たなあって思います。

じぶんで選んだ、じぶんっぽい表現ベスト3です。

  • 強がっていても繊細 金輪際しないわ偽証罪 愛おしいわ待ってて御番菜

  • 闊達自在 いい雰囲気

  • 刮目せよ 驚嘆すべきは

なかなかサビに「偽証罪」でてこなさそうとか、「御番菜(おそうざいのこと)」はそもそも歌詞にでてこないだろうとか、そういうところの言葉遊びが好きなのかもなあって思いました。「一切合切」とか「古今東西」はわりと歌詞で見るんですけどね。

持続可能な音楽活動、音楽生活をしていきたい

もともと作編曲ができないところから、ようやく作編曲できてそうってところまでレベルアップしたわけですが、ここまで2年くらいかかりました。誰かに(有償で)お願いして曲制作・提供をしてもらってもいいわけなんですが、それだと持続が難しくなったらどうしようっていうのがあったんですね。できるだけ持続可能な、来年も再来年もではなくて、10年後も20年後もかわらず音楽をしていくためにはどうすればいいか。

なるべく自分で作って、なるべく自分だけで完結して、「めちゃいいもの」じゃなくても、あきらめずに、めげずに続けられたらいいなと思ってやってます。

そしたら今回(も)いいプレイヤーにめぐまれて、いい感じのができました。とくに六弦担当の麦酒さん、これでもかと低音を刻んでくれました。かなり、かなり、かなりかっこいいです。五弦のヤキニックさんも楽曲全体を下支えしてくれて、すごいいいなあになっちゃいました。

美術と動画も、なるべくお気軽にできる範囲でお願いしますという感じでサクサクいけてくれました。ありがたいです。

プレイヤーとスタッフ

  • 六弦 三毛猫亭麦酒

  • 五弦 カルビ・ヤキニック

  • 太鼓 橘地平線

  • 鍵盤 海老名コナユ機

  • 歌唱 ゆずはら

  • 美術 弐式

  • 動画 祇山小烏

  • 作詞曲 柚原ゆずこ

今後やりたいことを書くだけかくコーナー

1年で24曲出すのはやっぱ難しいかも

12曲なら出せそうなので、まずは12曲出すぞ〜の気持ちでやっていきます。でも、シングル的なのを24曲は厳しいけれど、アルバム曲みたいなのを含めたら24曲も現実的なんじゃないかと思うとかなり頑張りをしていくます。

いろんなボーカルとコラボしたい

ずっと前から公言してる趣味なんですが、わたしはデュエットが好きなんですね。もしくは3人以上ボーカルがいるやつが好きなんですね! なので、ゆずはら以外のボーカルが参加してる何かをやっていきたい。しかも何曲もやっていきたいです。ここに名前を書いちゃうとだせなかったときにしょんぼりしちゃうので、でたときをお楽しみにという感じでいきたいです。

Youtubeもがんばるぞ

ひさびさにプレミア公開をしてみて、Youtubeで何かをやっていくのも悪くないかもの気持ちになったので、配信もやっていくぞ、でも、Youtubeもがんばるぞの気持ちで生きていこうと思いました。

今日のところはそんなかんじです。リツイートやリプやコメントがちからになってます。みんなありがとう、そしてこれからも応援してね。

ゆずはら


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?