新曲「同じ景色」をリリースしました
こんにちは! おでんのおつゆちゃんこと作曲の柚原ゆずこです。
今日は新曲「同じ景色」がリリースされたのでクレジット紹介がてら、新曲について書こうと思います。
ひとは、おちこんだりもする
順風満帆な生活、制作活動、人間関係なだけだったら感情のゆらぎってあんまりおきないですよね。おだやか、おだやか。でもそこに波乱があったりすると、たとえ小石がたてたさざなみであっても、いろんなところに影響してきます。
かなしくなったりもします。おちこんだりもします。
今年の初夏、「嘘でもいいから」を作ってるときのこと
制作には結局、半年くらいかかっちゃったんですが、その時に挫折気味の気持ちになったりしたんですね。
ひとを応援するのってむつかしい
これを読んでくださってる方はミュージシャンが多いと思うんですが。どう褒められると嬉しいですか? または、どう褒められると嬉しいですか? 「演奏がうまいね!」は味気ない気がします。もっと踏み込んでみましょうか。「繊細さがあってきれい!」「大胆で力強い!」。
自分が望んでいる方向性の言葉をかけられたらとても嬉しいですよね。美しく演奏したいときは「繊細さがあってきれい!」だと嬉しいです。でも「大胆で力強い!」だとガッカリですよね。
褒めるのってむつかしいと思います。
おなじくらい、応援するのも難しい。相手が思っていない方向性の言葉をなげかけてしまったらギクシャクしちゃう気がします。いちじき、「声が澄んでいて良い」という評価に悩んだ時期もありました。澄みたくて澄んでるんじゃないけどなあ、困ったなあ、みたいな。
ひとを貶したり、台無しにしたりするのはとても簡単だけれど、その逆ってとてもとてもむつかしいわけです。細やかな言葉の方向性が要求されます。
“同じ景色”
そこで気づいたんですが、いま自分を励ましてくれる人が欲しいとかではなくて、ただ側にいて、ただ一緒にいてくれるだけでいいんじゃないかな、声を出すわけでもなく、ただ側にいてくれるだけでいいんじゃないかな。
側にいたとしても、見えている景色は違うけれど、同じ景色が見えてるわけじゃないけれど、ただいてくれるだけで勇気になるんじゃないかな、それを歌にしちゃおうと思ったわけです。
歌詞見たい人、ここにあるからね。これの次はオケのことも書きます。
オケのこと
作編曲の人も見てくれていそうな気がするので、オケについても書きます。
一作目となる「嘘でもいいから」がゴリゴリにバンド編成だったので、それとちょっと対極なものにしようと思っていたので、思い切ってベースとかなくて、ドラム(?)も吹奏楽的なスタイルのループでいきました。
レギュラーグリップで小太鼓をタンタタしてるようなイメージと、大太鼓をドンドンしてる感じのをビートにしていきたいなと。吹奏楽には弦楽器はあんまり登場しないとは思うんですが、弦楽器隊をいれてみました。
120bpmで作ろうというのはもとから決まっていて、スネアとキックの感じを固定にし、コード進行も全編同じ流れにして、あとはそこにボーカルを乗せていくやりかたでも曲を作りたかったんですね。そしたら弦楽器だけでわりとそれっぽくなる気がしていっきに曲になったなあと思いました。
曲が仕上がる間際にギターのbennyさんにアコギを入れてもらったらすごく締まったのでこれでいこう!と。bennyさんありがとうございます!
つくったひとたち
柚原ゆずこ (compose, lyrics)
紅芋“benny”深志 (acoustic guitar)
ゆずはら (vocal)
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