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「適正温度」...身体と心を守る「備え」 | はじめに

こんにちは、藤沢優月(文筆業)です。


あらためまして、著者は、この一連の文章を、

「今日も明日も、"普通の日々" を生きることを、守ってゆく」
「実現したいことや、乗り越えたいこと。それらに、"普通に" チャレンジできる日々を、自分で守る」

このような目的のために、書いています。

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逆から言えば、このような発想から、目を覚ますために書いています。

「難しいことは、"誰かが" 代わりに、考えてくれるだろう」
「そんな大きなことは、自分の考えることではない」

この、思考停止状態から、目を覚ましたい。


今までの話も、これから続くものも。
単に、「備え」「装備」の、物理的な話ではないです。

もしそうなら、それは「山と渓谷」「ワンダーホーゲル」に任せておきたい。
そちらに、優秀な専門家が、山ほどいらっしゃるから。

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私が担当しているのは、それではない。
そうではなく、これ。これなら、専門だから。


「人生の難しいことは、誰かが代わりに、考えてくれるだろう」

この "思考停止" 状態。
この状態を、大きな意味で「共依存(co-dependency)」と呼びます。


弊社(ONSA)が20年以上、一貫して扱っているテーマ。

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「自分の人生なのに、誰かが代わりに、めんどうを見てくれるだろう」
「最終、誰かが助けてくれるにちがいない」

こんなふうに無意識に思い込み、人生・命・時間を、危険にさらしている状態。


これが、「共依存(co-dependency)」と呼ばれる状態。
生き方としては、「健康でない」「危険である」と考えられています。


それは、そうですよね。
自分の人生であるのに、
「最終的には、誰かが何とかしてくれるだろう」
こんなふうに、無意識に錯覚し、信じ込んでいたら……。


最終的に、すべてをとられてしまう。

その「誰か」の言いなりになるための、絶好の温床が仕上がっています。

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この状態で、これ以上、生き続けることのないよう……。

みずからを、安全に保ってゆけるための、情報のシェア。
これなら、著者の担当分野です。


そして、ここから先、何記事か続く「適正温度」の項目。
ここには、命を守ってゆくための、基本的な装備の具体例が並ぶと思います。

著者はこれを、みずからの山行・冬山経験と、過酷な途上国取材の過程で学び、身につけました。
もっと言えば、「身につけないと、その場・状況下では生き抜けなかった」ためです。


それらの世界では、このような理屈は、まったく通用しない。

「誰かが代わりに、考えてくれるだろう」
「最終、誰かが助けてくれる」


いえ。
それらの世界では、「共依存(co-dependency)」状態は、通用しない。

「自分の命を、自分で守る」
この覚悟でないと、行けない世界です。

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そのようなわけで、ここから先、身につけた情報であり技術を、シェアしてゆきたい。

目的は、大きな意味での「共依存」状態から、脱するため。
「自分の命を、自分で守る」、安全な状態で生きてゆくためです。

それゆえ、シェアするもののメインは、リストではなく「考え方」「技術」。


……というのも、想像してください。
たとえば、目の前にドロドロガタガタの悪路があって、ここを踏み越え、先に行かないといけない・そうしなければ生き延びられない……となった時。


そんな時、高性能のマシン(=装備)があっても、使い方が分からなければ、どう?
それはただの、鉄の塊。
ですが、自衛隊や、消防・警察といった、訓練された人たちなら、扱いを理解できる。

加えて、こんなことも、言えるかもしれない。
たとえば市販の車でも、彼らなら技術応用して、悪路を超えてゆける。

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これと同じ原理で、私は、リストそのものには、意味がないと思う。
そうではなく、知識を学び、どう応用できるか、理解・消化できていることのほうが重要。


こちらのほうが、圧倒的に重要だと、個人的に信じます。

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ですから、ここから先にシェアすることは、リストの共有ではない。
そうではなく、方法の共有。


「難しいことは、誰かが代わりに、考えてくれるだろう」

この、無意識の他者依存状態(=共依存)から離れ、
「自分の命は、自分で守る」
この状態で生きてゆくのに、慣れるためです。

単なるリストのシェアではないから、応用するまで、きっと時間がかかる。
この時間のバッファ(時差)も考えて、早々にシェアさせていただきました。

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前述したように、2022年10月の欧州では、「もう、いろいろ始まりかけている」状態になっている。
ですが、2022年10月時点の日本には、「まだ、日がある」。

学ぶ時間の猶予もあるし、応用する時間の猶予も、まだある。
だから、今のうちに、コツコツ学びたい。

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私はあなたに、「対案の達人」を目指してもらいたいです。


「あっ。これで、代用できる」
「こんなふうに、工夫もできる。応用ができる」

リストの、「そのものズバリ」を目指すことには、意味がない。
なぜなら、状況は刻々、すべて違うから。


そうではなく、応用する目を育みたい。
私も、そうやって「山行・冬山」「途上国」の経験値を積み、サバイバルしてきました。

そこから学んだ知恵を、少しでも、あなたとシェアできますように。

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それでは、「適正温度」の装備編を、スタートしたいです。
重ねて……シェアするのは「リスト」ではなく、「知識」。


「難しいことは、誰かが代わりに、考えてくれるだろう」
 ↓
「自分の命は、自分で守る」

命が脅かされたら、楽しいことも「夢をかなえる」も、できなくなってしまうから。


<< 続きます >>

コーヒーのお代わりを奢っていただき、ありがとうございます。 おかげさまで、とても元気が出ています。 これからも、あなたと、あなたの大切な人の安全のために、心を込めて情報を届けさせていただきます。 いつも、ありがとうございます。あなたにも、心からの感謝を。 (ONSA 藤沢優月)