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あり得ない日常

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続けますか?|パラレル短編創作

1 学生を卒業して幾年月、もうすぐ年度替わりという事もあって年末とはまた違った慌ただしさを感じる。 田舎ならまだ少し違うのだろうか。 ラッシュ時は乗り遅れることをあまり心配する必要のない路線の駅近に住む身としては、寝に帰っているようなものだけとはいえ、便利なもので気に入っている。 休みの平日にはたまに足を延ばして、大きな駅の本屋に立ち寄るのが最近の楽しみになっている。 旅行になんて、思えばいつ行っただろうか。 男の独り身だから、時間を気にせずふらっと出かければいい

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