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ラ・フォル・ジュルネ2023(1)

4年ぶりに開催されたラ・フォル・ジュルネ。やっとエルバシャさんに会えるぞーっといそいそ出かけました。

正直「熱情」はイマイチでしたが、「田園」とマスタークラスが素晴らしかったです。

「ベートーヴェンにおける休符とは何か」という話が心に残りました。ベートーヴェンは神を信じていたから、音の部分が内面の葛藤や神への問いかけとすれば、休符は神からの回答と考えてもいい。多くのピアニストが休符を最後まで感じ切らずに先に進んでしまうので、それを避けるために、気持ち長めに休符を感じるといいのだそうです。

生徒さんに「このsF(スフォルツァンド)はどの音にかかっていると思う?」とか聞いていたけど、そんなの答えられないわ・・。大変高度で内容の濃いお話が聴けたのは、レベルの高い生徒さんと、素晴らしい通訳さんのおかげです。

今年はサイン会がなくっても、偶然会える自信がありますから何の問題もございません。むしろ並ばずに済んで楽ね、くらいの気持ち。あんなに広いフランスで会えたんだから、国際フォーラムの中など楽勝です。

無事に移動途中にばったり出会い、「フランスで会ったジャパニーズでーす!」とお伝えしました。伝わったかどうかは分からないけど・・。Gabrielとあんなに準備したフランス語は話せなかったので次の機会に・・。

(2023.5.5)