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カーテンの洗濯頻度ってどのくらい?

カーテンを販売してるとよく聞かれる質問に、
「カーテンってどのくらいの頻度で洗ったらいいですか?」
というものがあります。
逆に、このレースはウォッシャブル生地なのでお洗濯できますよ、とお伝えすると、
「え?カーテンなんて一回も洗ったことないけど」
と言われることもあって、カーテンの洗濯頻度って結構グレーなんだなぁと思ったりします。
ここではそもそもカーテンって洗ったほうがいいのか、その理想の頻度と洗い方のコツをご紹介します。


カーテンはなぜ洗ったほうがいい?

そもそもどうして洗ったほうがいいのかですが、埃と紫外線が結びつくことによって生地を傷めるから。
「洗濯すると生地が傷むから極力してないわ」
という方もいらっしゃいますが、よっぽどドレスみたいな高級生地でない限り、洗濯してない方が生地が傷みます。
あと、結露のシーズンを越したレースのカーテンは生地に埃や菌を含んだ状態。結露が終わった時期で一度洗うことでカビを防ぐことにもつながります。
それから、洗濯は生地を守る意味もあるのですが、洗ってないカーテンって冷静に開閉した時の空中見てみて。埃が舞うカーテンって健康に悪そうじゃないです?

洗う時のポイント

洗濯頻度はドレープ年1回、レース年2回

ドレープは手前の厚手カーテンのことです。薄手のレースは窓への接触も多いので、結露のシーズンが終わって梅雨が始まる前に一度、乾かしにくくなるので冬に入る前に一度洗うのがおすすめ。
カーテン屋にとっては繁忙期ですが、大掃除シーズンの洗濯は寒いしあんまりお勧めしないです。それに大晦日の三日前に「洗ったら破れたわ」って駆け込まれても新年に間に合わないですし……

フックは外すべし

カーテンの上部についているフックですが、つけたまま洗濯すると生地に引っかけて破ける原因になるので外すのを忘れないようにしましょう。
この時ドレープとレースがAフックとBフック、違うフックがついている時はつけ直す時に混ぜこぜにならないように気をつけてくださいね。吊った時に裾の位置が変わっちゃいますから。

洗濯コースは?コインランドリーでもいい?

カーテン生地は分厚いように見えて意外と繊細です。
ウォッシャブルの生地でも洗濯コースは弱水流でネットに入れ、洗剤は中性洗剤、脱水は1分以内がお勧め。
生地がかさばるのでコインランドリーで洗いたい気持ちはわかりますが、特にレースカーテンは繊細な生地が多く、洗濯コースが選べないコインランドリーだと強すぎて傷める可能性があります。個人の感覚ですが、コインランドリーはドレープカーテンだけにして欲しいかなぁ

漂白剤、最後は自己責任で

漂白剤が使えるかどうかは洗濯ラベルを確認してください。

で、ウォッシャブルのカーテン生地でも塩素系の漂白剤は不可って事が多いです。時々カビが生えちゃったからカビキラー使ってもいいか問い合わせがあるのですが、カビキラーは塩素系漂白剤なのでいいですよ、とは言えないんですよ…これ以上は自己責任でお願いします。

干すのはカーテンレールがおすすめ

洗濯竿にかけてまっすぐ伸ばすより、元のカーテンレールにつって乾かすのがおすすめ。ウェーブの形に自然と乾きます。カーテンを洗ってる間にレールの埃も拭いてあげるとなお良し!です。

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