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名前のわからないあのカーテン部品②

窓まわりの商品には名称不明な謎の部品が多くあります。
一般には知られていないあの部品やこの部品をご紹介。
あなたのおうちの窓まわりの商品が壊れた時、部品取寄せの手助けになれば幸いです。
しかしこの業界、メーカー毎に勝手に名付けてる部品も多いので、一部のメーカーにしか通用しない名称だったらごめんなさい。

アジャスターフック

マニアックレベル★
言わずと知れたカーテンを引っかけるフック。
フックにはAフックとBフックの2種類がありますが、アジャスターなのでどちらにも対応できます。
フックの部分は一方通行なのでフックの位置を上に上げたい時は一度抜いて上に戻しましょう。

あと、このアジャスターフックにはサイズが90㎜と75㎜のに種類があります。既製カーテンは75㎜が多くて、オーダーカーテンは90㎜のことが多いけど、絶対じゃないんで確認して購入することをお勧めします。

タッセル

ものすごくメジャーなのに名前が知られていないもののひとつ。

カーテンを束ねる紐の総称。カーテンと同じ生地で作ると共生地タッセル、房とか紐とかデザイン性のあるものは、房タッセルとかロープタッセルって言います。
たまに10年前くらいの他所のメーカーの共生地タッセルの紐が抜けたって持って来られるんですけど、サービスで縫ってくれみたいな言われてほとほと困ることあります。工場に送る経費、職工さんにわざわざ縫い直してもらう手間賃……タダでできるわけない。
デザイン変わるけど、気分をかえてロープタッセルとか房タッセルとかご検討くださいませー

コードアジャスター

マニアックレベル★★★

ローマンシェードの昇降コードと本体をつなぐ部品。
複雑に見えてくるくる巻いてるだけなので、メーカーによって形状はいろいろですが代用可能。何故わざわざ紐を余らせて巻いてるかというと、ローマンシェードは布地なので多少生地が伸縮した時に微調整できるようになっているんだと思います。一部斜めったりした時もここで調整できたりします。この、昇降コードを1本ずつくるくる巻いて生地を取り付ける手間が面倒でシェードの洗濯が嫌になる人多し。

ベルウエイト

マニアックレベル★★★★

バルーンシェードの下についてる重し。
上の紐が切れて買い替えることがあります。
個人的にベルウエイトって名前がかわいい。


名前のわかりにくいものって連呼してると専門用語を押し付けているような威圧感を与えてしまうので、伝わりやすい言葉に言い換えるのが接客の基本って言いますよね。
なのでタッセルもお客様の前では
「カーテンを束ねる紐の種類はいかがいたしましょう〜?」
って言い換えてるんですけど、
「は?紐?」
「カーテンを束ねる、生地だと帯みたいな…」
「あーあれね」
だいたい何往復かやりとりが必要…もっとメジャーになってくれ、タッセル。


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