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カーテンレールに洗濯物は干しちゃダメ

新居のカーテンの打ち合わせ中、突然言われたこと。
「あ、そのブラインドの所なんですけど、カーテンレールも壁に付けといて欲しいんですけど」
「……カーテンかレースもつけますか?」
「いえ、洗濯物干す用に」

それダメですー!

梅雨の季節にありがちな、今回はカーテンレールに洗濯物を干してはいけない理由をお伝えしたいと思います。

カーテンレールが壊れるかも

カーテンレールの耐荷重は実はそんなに高くありません。
例えば普通のカーテンレール

TOSO「カーテンレール」カタログより


片開きで5キロ、両開きでプラス5キロまでです。
ここで注意すべきなのは、カーテンが既にかかっているということ。
カーテンの重さはもちろん生地にもよりますが、巾200丈200センチのカーテンとレースを合わせて2キロ前後といったところ。
これに洗濯物の重さですが、一人あたり1日分の洗濯物の目安は1.5キロと言われています。そして濡れた洗濯物は乾いた状態の1.5倍の重量になります。
この計算だと二人分の洗濯物1.5×2 の濡れた状態 ×1.5 は4.5キロになり、カーテンの重さを合わせると、片側に寄ってると既に重量オーバーになります。

で、時々言われる、
「ポールが洗濯物をかけやすそうだし頑丈そう」
と思われている木製カーテンレール

TOSOカーテンレール「ウッディ28」


残念ながら許容荷重高くないんです。見た目で過大な期待をかけちゃダメってことですね……

カーテンレールの破損だけじゃない

カーテンレールに洗濯物をかけてはいけない理由は、荷重オーバーによってレールが破損するだけではありません。壁から抜けることで壁が破損したり、レールが落下することで床が破損したり、下にいる人が怪我をすることだってあり得るのです。

実は洗濯物とカーテンにもよくない

カーテンレールに洗濯物をかけると、もう絶対カーテンや窓に洗濯物が接触します。濡れたものがカーテンに接触することでカーテンにカビが生える原因になったり、洗濯物にとっては壁に近いことで空気の流れが滞留しやすいため実は乾きにくかったりと、カーテンレールに洗濯物は双方にとってよくないんです。

洗濯物を干すならハンギングバー

十数年前は室内で洗濯物を干せるようにしたい、といえば室内物干しを天井面に設置することが多かったのですが、あれ、本当に物干し専用でしたよね…
最近はハンギングバーなんてものも出てきて、これなら室内物干し兼ディスプレイバーとして使えて、いいなー自宅につけたいなーと思っているところです。

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