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子どもが伸びる「待ち上手」な親の習慣【レビュー】

子どものダメなところばかり目が行く我が夫。
「褒めて、認めて子育てしていきたい」と頼んでも「褒めるところがない」といった返事。

そんな夫でしたが、最近ではぐっと我慢して怒らない(怒るけど怒鳴らない)、褒めチャンスも気付くようになり。
子どもも夫も成長したなと感慨。
高望みの母(私)からすると、まだまだ序の口だし、夫も頑張って無理してる感も否めないけど。


こちらは題名に惹かれて
「夫に良いかも?」と購入。
内容は、私的にはとっても満足。
自分も子どもも、ありのままで認めてあげて、
赦してあげてほしいという原点が書いてあって
嬉しく思いました。
そして「待つこと」ってやっぱり大切だなと思いました。

この本は文字も小さすぎず、行間もほどよく、スラスラ読めます。
待っための5ステップも、それぞれ事例を用いながら分かりやすく書いてありました。

子ども相手に限らず。人間関係全てにおいて役立つ考え方が載っていたと思います。

きっと、このような本を手にするお父さんお母さんたちは、悩み、時には自分を責め、自分に足りないものを何かで埋めたい気持ちでインプットを重ねている人が多いのではないかと思います。

そんな方たちに「まずは自分を整える事から始めてね」と、多分頑張り屋さんほど気付いてない原点を教えてくれています。
確かに自己受容なしでは、何をインプットしても小手先の事になってしまうよねと納得。

さて、これを旦那に勧めるには、どうしよう。
我が家のカチカチ頭の旦那様には、もう少し自己受容をしていただかないと、この本の内容も素直に受け入れられないかもしれません。
とりあえず1回通して読んでもらって、悪い印象じゃないのなら、まずは「自分を整える」事から始めませんか?と声をかけてみようか。

本文中には、時々「ステップ1に戻って、自分を整えることを意識して」と書かれているので
こちらから口酸っぱく言わないように気をつけないとな〜とも思ったり。(いつも細かく言いすぎて失敗する私。)

夫が(私も)自分を整える事に、どれくらい時間がかかるかな。長い目で見ないとな。

本文中に、(良い状態で)寄り添い続けるのは
「途方もない地味なことの繰り返し」との言葉も出てきます。

子育ては長い人生の中では、ほんの十数年、と言われるけど

子育て真っ只中の人にとっては
今日という1日が、今という時間が
本当にいつまで続くのか…と途方に暮れる時もある。

これを言えば、これをやれば家庭は円満、良い子が育つなんて魔法はなく
途方もない地味なことの繰り返しを
粛々とやっていきたいと思います。

#子どもが伸びる待ち上手な親の習慣
#庄子寛之
#子育て
#本レビュー

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