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おすすめの小説は?・・・ない.

「若者に伝えたいことは?」・・・俺も若者なんだけどな.

物事は常に多面的で、見る角度や見る人の立場の数だけ色や形がある.
そんなことは当たり前なんだけど、この当たり前に殺されないために、何か防衛線のようなものを張ったほうがいいんじゃないかとフワフワ考えている.

「人間って何ですか?」・・・自分の人生に見出そうか.

「人間って何なんだろう」
これを考えるのは悪いことじゃないけど、きっと求めてるものは別にある.
よって問うべき内容も相手も間違っている.

「自己啓発みたいなことを言ってほしい」・・・俺を何だと思ってるんだ.

俺は怪しいセミナーの主催者でも学者でもない(自己啓発的内容とも取られる発言をしている学者は一部だけだが).
確かに自己啓発的な発言や発信をすることはあるけど、別に誰かの啓発に手を貸したいわけでもなんでもない.
ただ自分の中に持ち続けている、野望のような夢のようなものには“自己啓発的発言”が必要になってくる.

「普段何してる?」・・・自分でもわからない.

「昨日何食べた?」という質問と「普段何してる?」という質問がもつ威力は全然違う.
これには感覚的に共感してくれる人も多いと思うけど、質問してる立場にいると案外気づかないらしい.
自分が普段何をしているのかについて詳しく話せるかどうかは、正直どうでも良いのではないか.
ただの話題作りのつもりなら、そこまで問題ではないのかもしれない.

「時計の画面が動いてて気になる」・・・それは申し訳ない.

ここ1年ぐらいApple Watchをつけている.
マインドフルネスのアプリを起動させて、プチ瞑想をしている時がある.
そのときの画面のことだと思う.
なんだかモワンモワン動いているので気になるだろうな.
申し訳ないので次からは極力画面を伏せるようにする、極力.

「おすすめの小説は?」・・・ない.

小説は意識的に読まないようにしている.
自分のペースで読まないと内容に没頭できない.
しかし自分のペースに浸って読む習慣がつくと、小説以外の本や文章を読むのが遅くなってしまう.
小説を日常的に読んでいる人の多くがダラダラ読み(悪く言っている)をしているイメージ.
別に彼らを悪く言っているわけではない.ダラダラ読みが癖になっているとすれば、それは好ましくないことだと考えている.

「何歳で死にたい?」・・・何歳でもいい気がしている、そんな感じ.

生まれたこととか、いつか死ぬことに対してコンプレックスのようなものを抱いている人と出会うことがある.
生きる意味を見出せなくて、なんだか焦りを感じて、今の自分を誇れなくて、そもそも生まれてきたことが間違いなんじゃないかと思っている、、、と告白される.

生まれてきた意味はわからないけど、今の自分に不満はなくて、誇れるほどではないけど肯定できない理由もない.でもいつか自分の命や人生が無慈悲に終わることを考えると夜も眠れない、、、と告白される.

そんなときは、何も言わないようにしている.
というより、何も言えないし、何も言うことがない.
何かを言おうとすればスラスラ出てくるけど、何を言っても「自己啓発的発言」で止まってしまう.
相手の現状を捉えて、胸とか心に突き刺さる言葉を言うのは難しいことじゃない.
ただ処方箋として、その言葉が、その二束三文の言葉が必要な人もいる.
そういう相手を見極めるためにも、自分の安い言葉に心震える必要がある人を見つけ出すためにも、なんだか自分の寿命がある気がしている.そんな感じ.

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