恋することも急かされる世代なら、一体どこで一息つけば良いのだろうか．

　アニメや映画の知識を短時間で増やすために飛ばしながら見る人が増えてきているらしいけど、映画好きの自分としてはどうかと思いながら、飛ばし見しないとわからない違った良さがあったりもするんじゃないかと思ったりもしている中間優善です．

　効率化やハイリターンの重要性が叫ばれる時代のなかで、「僕は恋愛をしません、リスクヘッジがしにくいからです。」というようなことを平気で言う10代、20代が急速に増えてきている．

何事もスピーディーに、スタイリッシュにこなす方が良いという風潮が育っていく中で、「その激流に身を置く人は、生活の中の、どのタイミングで一息ついているんだろうか」と思った．


時代における価値変動のせいなのか、すなわちそういった世代に生まれたことが原因か、今はまだわからないが、多くの人が恋することさえ急かされているように思う．

恋することさえ急かされているなら、他も同じようなことになっているだろう．

最近知ったことで、「ほかの人と自分を比較するとIQが下がる」といった内容の研究論文があるらしい．

恋愛とIQの値に直接的な関係はないかもしれないが、自分の恋愛と「時代の恋愛」とを比較しないようにして欲しいと思う．

そうすることで恋愛IQが低下するのを防止することができ、本当の意味で自由な恋愛に努めることができるはずだ．

少なくとも僕はそうやって妻を愛してきたので、彼女は僕にとって世界一だし、自分が彼女にとって世界一の相手でありたいと心の底から思うことができるのかもしれない．

本気の恋愛にリスクヘッジもクソもないことを、実体験を通して実感してほしかったりする．

その段階まで行けば、すれ違いや喧嘩など、生活の中のしんどい部分でさえ楽しめるようになる．

その状態を作り出すことさえできれば、一息つく必要もなくなる．
君にとってはちょっと面倒かもしれないし、怖いかもしれないけど、本気で恋愛に没頭してみてほしい．　

「恋することも急かされる世代なら、一体どこで一息つけば良いのだろうか．」