見出し画像

【高橋大輔さん】「知ってほしい!若者が集まって楽しみながらお金を稼いでいることを」

Cafe Lounge 17オーナーの高橋大輔さんにインタビューを行いました!

駅前商店街で、湯沢市初のせいろ蒸し料理を提供するCafe Lounge17 オーナーであり、湯沢ストリート村副代表でもある高橋大輔さん。これまでの経験と今後の展開、湯沢市に対する思いについてお話を伺いました。

※Cafe Lounge 17:https://www.facebook.com/cafe.lounge.17/?fref=ts

この商店街のシャッターを、一つでも自分があけなければならない!

湯沢市に戻ってくる前は大阪で3年働いていました。ある時、大阪の先輩を湯沢市に連れて来る機会があり、商店街を案内しました。その時、ほとんどの店のシャッターが閉まっているのを見た先輩から、「どこがサンロード*商店街やねん」と言われ、とてもくやしい気持ちになりました。この現状を自分が変えていかなければならないと思い、「1つでも自分がシャッターを開けてやろう!」と思い、商店街で開業することを選びました。                                  *サンロード・・・湯沢市駅前商店街の名称

湯沢市のありのままを見てもらいたい

Cafe Lounge 17ではせいろ蒸し料理を提供しています。

湯沢市で初の専門店です。湯沢市の野菜はすごく美味しいのに湯沢市民でさえ知らない部分が多いように感じます。そうした美味しさを地元の人に伝えたいと思い、素材の味を一番生かせるせいろ蒸し料理にしようと思いました。

お店のこだわりとして、道路に面した壁をガラス張りにしています。湯沢市にはガラス張りの店はあまりありません。それは、湯沢市民が自分の姿や活動を他人に見せることが恥ずかしいものであるという価値観をを持っているのが理由だと思います。

私は、お店に全く人がいない状態や、逆に結婚式の2次会などで満員になっている状態など「店のありのままの現状」、「湯沢市のありのままの現状」を外を歩く人に見てもらいたいと思っています。あそこで何か集まっている、若者が集まって何かしている、というように興味を持ってもらいたいからです。

従業員にはAターンしか雇わない

もう一つ、私の強いこだわりとして「従業員にAターン*しか雇わない」と決めています。現在は、十数年関東に住んだ後、Uターンしてきたご夫婦を雇っています。現在の経営規模では一組しか雇うことが出来ていませんが、ほんの少しでも湯沢の雇用の場の改善につながればと思っています。                    *Aターン・・・秋田県にUターン、Iターン、Jターンすることの総称。秋田(Akita)へのターン、オールターン(All Turn)の2つの意味が込められている。

若者が好きなことを自分たちの手作りで

カフェ経営以外の活動では、湯沢ストリート村(通称「スト村」)実行委員会の副委員長を務めています。

スト村の実行委員会は、年1回開かれる音楽イベントをはじめ、地域を盛り上げるためのイベントや、PR動画の制作、配信など、様々な活動をしている団体です。最近は湯沢市の副市長がRAPを歌う動画を制作、公開したところ、日本国外のみならず海外のメディアにも取り上げられるなど、大きな話題になりました。

私はスト村の実行委員会のなかで、主に資金調達の面を担当しています。今年から参画を決めたのですが、その理由は主に2つでした。

1つ目は「人」に魅力を感じたからです。実はこの実行委員会は、委員長をはじめとして幹部の5人全員がAターンなのです。若者が自分たちで好きなことを手作りで行っていることに惹かれました。

2つ目は、資金面で苦労していたため、今後も持続可能な状態にしたいと思ったからです。スト村の活動は4年前から始まったのですが、1年目、2年目は赤字、3年目はようやく収支トントンという状態でした。今年から参画した私は、「楽しいだけでなく、黒字化する」ことを目指し、資金調達やPR活動に力を入れ、4年目である今年は黒字化に成功しました。来年度以降は、さらにイベントを大きくしていくとともに、様々な新しい仕掛けを行っていくことで、黒字も大きくしていくことを目標にしています。                           

湯沢ストリート村:https://www.facebook.com/yuzawa.street.village/?fref=ts

今後の展開について

スト村の活動以外で、今後、展開していきたいと考えているのは、主に2つです。

1つ目は2店舗目の飲食店開業です。湯沢市内で、カウンターでワインと焼き鳥の店を出したいと考えています。

2つ目はドローンで新事業を行うことです。最近のドローンビジネスは、災害救助や工事測量に使われることが多いと思いますが、私はエンターテイメントに特化した事業を行いたいと考えています。

例えば、結婚式のプランにドローン撮影による映像を組み込んだり、湯沢市の稲刈りの様子を撮影し、一次産業のPRに使ったりすることなどです。

仕事は自分たちで作れる!

私がUIJターンを考えている方に一番伝えたいことは、「仕事の場は、自分で作れる!」ということです。私自身もお店や湯沢ストリート村の事業展開を通して、さらに雇用の場を作っていきたいと考えています。湯沢市には、「楽しいことをしてお金を稼ぐ若者の集まり」があります。私たちと共にぜひぜひ湯沢を盛り上げたいという方、お待ちしています!!

編集後記

がらんとしたシャッター街に、今後の湯沢市を象徴しているかのようにおしゃれに輝いていたCafe Lounge 17。今回は時間の関係でせいろ蒸し料理を堪能できませんでした…次回湯沢を訪れたら必ず食べに行きます!(アシスタント玉井)


店名:Cafe Lounge 17  

住所:湯沢市柳町2丁目1-4

TEL:080-9252-1717

営業時間:ランチ11:30~14:30(冬季は要予約) ディナー17:30~24:00

定休日:月曜日


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?