11.【幼少期】姉と駄菓子屋
僕には7つ離れた姉と、4つ離れた兄がいます。
しっかり者の姉と当時3.4歳の自由奔放な僕で、
初めて近くの駄菓子屋に行った時の話
壁一面にカードやスーパーボール、駄菓子がズラーっと並んでる
店内に興奮していたのを覚えています。
店内をフラフラしているときに見つけたのが
レジの前に置いてあったこれ。
この棒かるが白い長方形の箱にズラーと並べられていました。
このとき僕は、
(試食だ!!)
と気がつきました。
というのも、
両親とスーパーに行くことが多く、
同じようなケースにお肉やお惣菜の試食ある場合が多かったので
僕の目には完全にそれにしか見えていなかった。
1つ手にとる。
何も躊躇いもなく、パクッと食べる。
そのとき、僕に気がついた姉は、
7つ下の弟を連れてきた責任感からか
僕を怒鳴り散らかした。
それはそうだ。
無銭飲食していたんだから。
試食と無銭飲食
違いは紙一重だ。
怒鳴り散らかされた僕はその場で泣いた。
試食して怒鳴られる。
それは泣く。
焦る姉。
泣く僕。
そのとき、パッと棒を見てみると
その先は赤く塗られていた。
当たりだった。