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CUBEのなかで

ワールド制作

こんにちは、clusterでおもにクラフトアイテムを作っているかずらです。

clusterでの有志の企画、「Cubeの中の世界」に参加させて頂きました。
失礼ながらこの企画は全く知らなかった上、締め切り日のツイートを見て駆り立てられるようにわたわたと応募しました。
よく考えもせず行動が先走りましたが、予想外に(すいません)意義深い制作になりました。

これは、たて、よこ、高さ10mに囲われたcubeの中だけ移動できるよう設定してワールドをつくる企画です。限られたスペースで何を見せるか、ですね。

ガラスの外へは出られません


私は、ワールド制作では、最初はコンセプトもないまま漠然とぽんぽんと置いていきます。
途中で、こんなアイテムあったらいいなと思いついたら、モデリングしたりアイテムをアップロードしたりしながら置いていき、作りたいものが見えてきます。

自然の風景は大好きでよく作りますが、いかに端を感じさせず遠くまで続いているかのように見せるかが、ワールドクラフトでは毎回立ちはだかる壁です。
もやや、光などを置いて遠いかんじを出しました。
幸いcubeから出られない設定なので、窓ガラスでぼかしたり、見えない部分は省略。ワークラではよく使うやり方です。

遠景は遠くからの見た目が肝心です。何度もcubeの視点に戻って確認しながら配置しました。
そして空間において大事なのは、光と影。
影を表現できないワークラのウィークポイントを補うため、明かりと光を置いて雰囲気を出しました。

明かりを置く



作りながら見えてきたコンセプト



私たちは言わばこのCubeの中にいて、同じ視野、同じ視点、同じ視座で周囲のものを見ているに過ぎません。
その裏側も、遥か遠くも、見えないほど小さなものも、人間の能力で及ばないものも、見えない。
見えないけれどそこにあり、世界をかたち作っています。

それぞれが、自分のCubeの中にいて、そこから世界を見ているのです。

自分が限られたものだけを見ていること、他の人のは他の人のCubeの中で世界を見ていること、大切なものは自分に見えていないかもしれないということを、私たちは知っているべきです。

cubeの中からは見えないけど、、こうなってるの



clusterでカメラを飛ばして広い外の世界から自分を見るかのように、自分の小ささを知りつつ、他の人の見え方や感じ方にも注意を向け、世界を広く深く知ろうとするとき、見えるものがあるに違いない。
そんな自分であろう、と思いました。

そしてもう一つ。cubeの外に出るには、自分で壁を取り除くしかありません。
外に出る鍵は、自分しか持っていないのです。
これは閉じこもりがちな自分へのメッセージ。
世界を広げるには、自分から出ていかなくては。

そんなことを小さなCubeの中で思ったのでした。


いろいろ思う、、

ワールドとは、自分の思いを表現する場所。少しでもだれかに届いたなと思える時、心があたたかくなります。

ワールド制作は、実生活での私を成り立たせる重要な要素です。バーチャルでの私とリアルでの私は切り離されたところにいるのではありません。

私にとってここはただの架空の空間ではなく、自分を表現する場所であり、それを分かち合う場所です。そして、自分を向上させる場所。

今回感じたことは、実際の私の心に詰め込まれ、リアルの生活に組み込まれていきます。
自分に見えるものは、ごく僅かだということ。
大切なものは、目に見えるとは限らないということ。
ときにはこの自分の囲いを飛び出して広い世界を見て、自分を広げる努力をすること。
そして、この壁を内側から取り除けるのは、自分だけだということ。
自分の力で前へ進めるということ。

建物はちょっと苦手

ワールドはすべて、言わば囲われた箱の中の世界。
私たちはその小さな空間に、夢と思いを詰め込み、訪れる人に何かを残したいと願い、作ります。
Cubeの中の世界は、それを凝縮したような素敵な企画だなと改めて思いました。

たもんさんはじめ関わるすべての方に感謝です。

今日一日が、広い世界の長い時間のなかで、今ここにしかないということを心に留めて、大切に歩いて行きましょう。

いままで見えなかった何かに、出会うために。

読んでいただきありがとうございました!

表現することは喜び


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