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輪ゴムは天秤にかけれない 23/09/13

・温泉に行った(感覚的には昨日の話だが、日付的には0時を超えていたので今日)。行きつけの温泉は深夜2時まで営業している。夜はよりいっそう元気な大学生が多く騒がしげだ。だがあまり嫌だとは思わない。むしろ快適だ。お湯が流れる音、虫の鳴き声、人の声、雑音はむしろ余計なことを考えないようにするための耳栓だ。ただサウナの中では騒ぐな。小声で会話は良い、よく聞き耳をそばだてるから。ただ猿みたいな笑い声は立てるな、虫唾が走るから。

・1週間前くらいにも行った。だが臨時休業で、汗だくになりながら漕いだチャリの努力が無駄になった。汗だくのまま温泉の前でガッカリしていると、軽自動車に3人乗りした明るい大学生に話しかけられた。

男1「すいません…今やってます?これ」

ぼき「いやぁやってないらしいっすねぇ…、せっかく来たのにちょっとショックです…」

男3「お兄さんも今来たとこなんですか?」

ぼき「そうなんですよぉ」

男3「そうですよねぇ、お兄さんいいTシャツ来てますね!」

男1、2「クスクス」

これは見知らぬ人に、急に距離を詰めるという内輪ノリだろう。男1、2は「おま笑やめとけ笑」みたいな感じだ。僕はとても嫌だった、と見せかけてチャンスだと感じた。

男3「ジュースのマッチ?のTシャツ?可愛いですね」

ぼき「いいっすよねぇこれ。ただこれ古着で買うまで気づかなかったんですけど…(Tシャツの説明)

男全員爆笑。ウケた。これで僕のペースだ。それから当たり障りない会話を何分かして。

ぼき「ね!また楽しいことしましょうね!飲み行きましょう!」

男3「お、そうですね!仲良くしていきましょ!」

ぼき「また連絡するんで!ほなまた!」

男3「OKっす!またね〜」

連絡先などは一切交換していない。

・大学なので09時30分頃に起きた。4時頃に寝たのによく起きれるものだと自分に感心した、のもつかの間、準備を全くせず気づけば出発10分前だった。

・「今日○○行かない?」とか「今日予定ある?」と聞かれて、ああ行きたいと思った。授業終わりに僕も行こうかなと伝えようと思っていたが、拾った輪ゴムに夢中になり気づけば帰路だった。「○○に行く」と「○○をする」を天秤にかけた結果、天秤を輪ゴムでぐるぐる巻きにしてしまった感覚だ。

・おしっこを仰向けに寝たまましたい。

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