擦ってボタンを入力する話

前段

自分はストVでは本田を使っているので、百裂張り手の入力をするのにボタンの連打が必要になることがあります。

その際、百裂張り手は4回目のパンチボタンで成立し強度が決定されます。3回目までに押すボタンはパンチボタンであればどのボタンでもいいため、ボタンを複数の指でずらし押しをしたり、単一の指を横にずらしてボタンを擦って押したりします。

と、今回はその擦って押す入力方法の話です。

本題

ボタンを擦って押すとなるとイメージとして「擦る」と「押す」があるので、ベクトルとして、以下のように力が入るイメージあるかもしれません。

下に押し込みながら横移動

しかし、下方向に力が入っていると横方向に移動する際に、ひっかかるので、押すことは意識せずに縦位置を維持したままただ横にスライドさせるのがいいです。肘や手首を軸に水平に移動させて、手の形は固定します。移動する際に指を避けるためにボタンは押さなくても勝手に下がるイメージです。

横にただ移動させる

ボタンのストロークの長さがやりやすさに影響してきます。以下のようにとなりのボタンと、押下したときのボタンの高さに差があると指がひっかかりやすくなります。

となりのボタンと高さに差があると移動時にひっかかりやすい

ボタンの種類によってもやりやすさに差が発生し、たとえばセイミツボタンは高度の差以外にも形状が多少角張っているので横移動の際にひっかかりやすいです。逆にHORIの隼ボタンはドーム状になっているため擦って入力する分にはやりやすいボタンといえます。

コツとしては上記の通りボタンを押し込むほど、ひっかかりやすく、かつ高度差が発生し移動しづらくなるので、ボタン押下時に押し込みすぎず入力判定の境界を維持し、下には力を入れずに横移動するといいです。

自分はボタンのストロークを減らすようにボタンをカスタムしていますが、上記のコツに相当する部分を機械的に解決できるため、擦って入力を多用するのであればボタンのカスタムはおすすめしたいです。

擦って入力って手が痛くなるって人もいるかと思いますが、慣れれば擦るというより撫でるくらいの感覚でできるようになるので、手に負担もほとんどかかりません。

また、常にできるやりかたではないですが、Pボタンを擦る場合は、ボタンの中心を狙って横移動するより外周を滑らせるようにするほうがひっかかりが少なくなります。

外周をすべらせて入力する

動画例

終わりに

擦って入力する利点は、指を複数本使ったピアノ(ずらし)押しとは異なり、誤って同時押しになることが構造上ないこと。また、起点から滑らせるだけでいいので、とっさの時に指のポジションが維持できていなくてもなんとかなるところあたりかなと思います。

また昨今レバーレスが流行ってることもあり、移動ボタンの入力の仕方のバリエーションとして身につけておくとピンポイントで役立つこともあります。

以上です。おわり。

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