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やたら面倒な手順でゴムワッシャーをつける。

静音、兼ストロークを短くするためにPUNKWORKSHOPのボタンに付ける予定のゴムワッシャーが届きました。ただ、取り付ける手順がちょっと面倒だな、これ。って手順だったので書いていきます。面倒さを共有していきます。以下、基本自分調べですが、真似して何か問題が起こっても知らないので真似する人は注意しましょう。

購入先とか

いくつか購入して試しましたが個人的には内径8mm、外径24mmのゴムワッシャーがいいかなということになりました。廣杉計器さんのサイトで購入しました。サイトの右上の検索で「0824 ワッシャー」でAND検索をかけると、対象サイズのワッシャーの製品が検索できます。アルファベットの3文字が異なる製品がいくつか出てきますが、素材の差です。硬度が高めのものがいいのか、低めのものがいいのかがひとつの基準になると思います。色々試してみましょう。

上記、内径8mm、外径24mmと書きましたが、これは30mmのボタンの場合です。24mmボタンを使用している人は、ボタンキャップの裏側のスペースの直径を測って購入しましょう。予断を避けるため、自分からこれじゃないかなって言うのは避けておきます。ただ、内径はおそらく8mmでいいと思います。

ワッシャーの高さは0.5、1.0、1.5、2.0mmまでの高さであればどれを使用しても問題ありません。どこまでストロークを切り詰めたいかで選びましょう。限界まで切り詰めるのであれば2.5mmが最大(個人調べ)ですが、2.5mmの商品はないので、合計して2.5mmになる組み合わせで購入して二つ組み合わせるしかありません。(ただ、2.5mmになるとスイッチの個体によっては動作が不安定になる可能性があるので、安定を求めるのであれば2.0mmまでがおすすめです)

取り付け手順

まずボタンキャップを外してワッシャーを取り付けます。

ワッシャーを取り付けた状態

そのままでも問題ないかもしれませんが、中でワッシャーがこのままだと上下に動くので、接着剤等で止めておくと気持ち的に安心できます。ワッシャーを取り外すことを考えないのであれば完全に固定させる接着剤を使ってもいいですが、個人的には色々試したいのでとりあえず、セメダインBBXを使用しました。ワッシャーの側面に90度間隔にて点で止めるようにごく少量接着剤を付けました。

止め方一例

で、あとは上からスイッチを押し込めば終了……。では、残念ながらないです。ここからが面倒なところですが、構造上、ワッシャーでボタンキャップの裏側を埋めると、再度スイッチをボタンキャップにはめようとしてもうまく奥まで挿さらなくなります。(もしくは挿さったとしても、挿さり方が浅くなるのでストロークを短くする目的は達成できず、キャップも外れやすくなります)

ざつな概念図

なので、ワッシャーに邪魔されないように軸を挿すためには、まずスイッチを分解する必要があります。スイッチの分解はスイッチ側面のはめ込みを手でもなんでもいいので外した状態にしながら、上下の部品を分離します。ピンセットとかあると便利です。わりと壊れないので思い切っていきましょう。

分解が終わったら、ボタンの中にあるリング状の部品と、スイッチ上部の透明な部品をボタンキャップの裏側に載せます。その際、透明な部品のはめ込み部とリング状の部品の左右に伸びているところの向きを合わせるように注意しましょう。90度ずれていると上手く元に戻せなくなります。

こういう状態

その状態でスイッチの軸をボタンキャップに挿します。この状態であればワッシャーに邪魔されることはありません。きちんと奥まで差し込みましょう。

こんなかんじ

バネを忘れず中に入れて、白色の台座のパーツで閉じます。

ばねを忘れない
そして、閉じる

スイッチの部品ははめる際にすべて正しい方向があるので無理矢理押し込まないように注意しましょう。

  • 透明な部品:突起やはめ込みの存在しない辺

  • 白色の部品:端子のある辺

  • 軸:突起のある側

が、それぞれ向きに対応しています。確認して位置を合わせて、上から押し込んで下さい。

向きが揃ってる例

あとはスイッチをボタンに戻せば完了です。静音かつストロークが短くなったボタンが完成しました。おつかれさまでした。

バリ取りとか諸々の作業に加えてここまでやっていると結構時間がかかってやってられない気持ちになるので、暇な人は自己責任で(大切)やってみてはどうでしょうか。

おわり。

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