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ポジショニングのすゝめ

防衛でのポジショニングを主として解説します。
クロスを組もう、人数が居なくても味方が居るつもりで組もう、という話をします。

導入

まず、ここでのポジショニングとしてはAサイト、Bサイト、どっちを守ろうか?という話ではなく、正面との撃ち合いにおいて有利な位置に立とう、という意味でのポジショニングの話をします。

なぜ防衛に限るのか?

防衛のほうが話がしやすいからです。
基本的に各マップが防衛有利な理由の1つが、防衛のほうがポジショニングしやすいから、なんですよね。個人的な考えですけど。
あと、攻撃側が有利とされるマップは防衛側があんまり良いポジションをとれなかったり、ローテートやラークがしやすくてポジショニングの意味が少なかったりするので、この記事を書くにはちょっと向かない気がします。

例:アセントを見てみよう

とりあえずAサイトから

まあ、ここまで極端に手前守りされることは少ないですけど、一例です。
防衛側は結構エグイ射線の組み方をできるんですよね。
こういう守り方をされてるところに攻撃側がメインラッシュを仕掛けるとだいたい負けます。3on5でも防衛側が勝っちゃう。
フラッシュがあればオーメンジェットはさばけるかもしれませんが、フェイドはたぶん厳しいでしょう。
ジェットの位置に居るのがセージやレイズであればアビリティを投げるだけでフラッシュを無効化できてしまいます。

Bサイトはこうなる

えっぐい。
Bメインから入ることはできるけど、アッパーへと一歩進んだ瞬間タレットが反応し、反応した瞬間3人が撃つという構図
Bメインから入る人はローワーもアッパーもCTもマーケットも全部怖いから見なきゃいけないけど、全部見るのが限界がある。
キルジョイの場合ナノスワームも配置されてるだろうから2人くらいは確定で死ぬ。

まあ、実際のところは攻撃側がスモークを使って怖い射線を減らすことができるんですけど、それもスモークが生き残ってる序盤だけ。
プッシュしてきた防衛側のプレイヤーによってコントローラーが倒されている場合、上記のような射線組みが完璧に刺さります。

これに対し、悪い例

Aサイト

この状態、防衛側がとてつもなく弱いです。
ジェットが負け、オーメンが負け、フェイドが負け….きっちり四天王方式で負けていくとトレードキルが発生しないで負けます。

Bサイトだと

いやまあ、流石にここまでヤバいポジショニングが発生することは無いと思いますけどね?
オーメンから順にシバかれて負けるなんてこと….無いはずです。

何が強くて、何が弱いか

とにかく、攻撃側視点で考えてみます。
一歩進んだら、左右に敵が居るかもしれない
一歩進んたら、複数方向から撃たれるかもしれない
こういうことを相手に考えさせることができるポジションは強いです。
逆に言うと、
一歩進んだら、正面に1人敵が居るかもしれない
としか思われないポジションは弱いです。相手は普通なら2人以上でまとまって攻めてくるので、簡単に倒されてしまいます。

もちろん、フラッシュの有無やスモークの有無で変わるため、一概にこうだよ、というのは言えませんが、一般的にはこういうことだと考えてください。

強ポジというのは大抵、2か所以上から射線が通るせいで敵がクリアリングしきれない場所敵がクリアリングを忘れる場所です。

これを踏まえて、強ポジを考える。

まず、Aサイトだとここが強めです。

ショートから来た敵がここを最初に見るのは難しく、Aメインから入る敵もヘヴンやサイト中が怖いためここを見るのが難しいからです。
ラウンドの後半、Aサイトを1人で見るならこのポジションを使うべきだと思っています。

そして、Bサイトではここが強めです。

Bメインから入る敵からするとアッパー、ローワー、ボートハウス、薪、マーケット、CTが怖いので、それらを順にクリアリングしながら入ることになります。
ただし、このポジションを使うと敵視点で複数以上の射線が通るエリアに対してのみ体を晒すことができるため、撃ち合いの勝率が結構高くなります。
キルジョイなどがBサイトに1人で残って守らないといけないとき、このポジションに入らないのは本当に勿体ないと思うぐらい安定したポジションです。

ほかのマップでも強い射線を意識したポジションに入ろう

ここまで話した考え方は他のマップでも共通です。
この考え方が難しい場合、とにかく孤立したポジションに入らない、とだけ意識すれば良いです。
道の真ん中で立っているよりも、どこから撃ってくるか分からないような位置を探し続ける。
実際に味方が居なくても、味方とクロスを組むならどこだろうか?という位置を探し続ける。
これだけでエイムが悪くても勝率が上がるはずです。