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やってみたら得をした!引越し諸経費の交渉経験について

転居する際に必ずお世話になる引越業社と不動産屋さん。
大量の契約書に対して言われた通りにひたすらハンコを押しサインを書いてませんか?

あの諸々の支払い金額、
値引きが可能ということを知り昨年の引越しの際に試してみたところ驚くほど下げられたので交渉できたポイント3点を記事にしたいと思います。




退去時

引っ越すとなれば今住んでいる家を出ていく必要があります。
その際発生するのが退去費用。

現状回復費として床や壁の修繕費を請求されますが、
これには負担すべきものとそうでないものが国土交通省の規定で決まっています。

負担すべき箇所一例
・故意に行った壁への落書き、傷
・タバコによる汚れや焦げ
・家具をぶつけた損傷箇所 等

負担の必要がない箇所一例
・壁や床の経年劣化
・畳等の日焼け
・家財道具による床の凹み跡 等

参考リンク
「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」について

負担の必要がある場合でもフローリングや壁紙もその箇所の金額のみ、
全ての張り替え料金は負担する必要はなし。
さらに思わず付けてしまった傷でもその壁や床が6年以上経っていた場合は経年劣化とみなされ費用は発生しないなど時々によっても変わってくるようです。

また最後に行われる立ち会いに関しては必ず必要だからと言われることも多いですが、こちらにその義務もないようで「来てもらえないと解約ができず翌月の家賃が発生する」という事もありえないらしいです。

私の場合は5年ほど住んでおりまして、
確か水回りの一部と若干の壁汚れを指摘されましたが一応上記の内容通りのことを伝えてみました。
直ぐには返答なく後日改めて連絡するとのことでしたが、
その後費用は一切発生することなく無事退去することができました。

でもここに関しては普段からある程度節度を持って生活していれば、
そもそもかからない場合も多いかもしれませんね。


引越し業社

極端に物が少なければ自力でやるのも一つの手ですがだいたいの方はお世話になると思います。
今は下記のような一つのサイトで複数社に見積もり依頼できるので非常に便利です。

引っ越し見積もりが一番安い業者を選べる無料比較サイト
※リンク設定が不具合で繋がりませんでした。。。

私は前回の引っ越しが東北から関西とかなりの遠距離でしたので、
大手業社を選ばせていただきました。

もちろん繁忙期と閑散期の差もあるかもしれませんが、
私の場合は見積もり提示価格から25%も値下げすることができました。

先方も複数社での見積もりを検討していることも承知ですので、
「〜万円まで下げていただけますとこの場で即決します」と言ってみたらその場で上司に連絡、無事オッケーをいただけました。

この際提示した金額はネットで見た相場の最安値でした。
確かあまり有名でない企業の金額だったと思いますが、
CMも流しているような大手業社で希望通りの金額まで交渉できてラッキーですし何より安心ですよね。
その分日時の指定やオプションも最低限で行いますので自分の負担は多少増えますがそこは仕方ありません。

もしかするともっと下げる方法もあるかもしれないですが、
私自身値引きができることも知らなかったので非常に為になった経験でした。


不動産

一番大きなお金が動く不動産契約。
その分交渉が成功すれば効果も大きくなります。

その際値下げできる可能性がある部分は下記のようです。

  1. 礼金:業社が上乗せしている可能性あり

  2. 保証会社加入料:家賃の50%が相場、それ以上なら交渉余地あり

  3. 仲介手数料:原則家賃の0.5ヶ月分、無料になる場合もあり

  4. 室内消毒:内容を聞いた上で断る事も可能

  5. 火災保険:指定ではなく個人で加入可能

  6. 鍵交換費用:相場は1万円程度

  7. 諸経費:何の費用なのか聞く必要あり


私の場合覚えている範囲では、
礼金、室内消毒、諸経費と無料にしてもらうことができました。

礼金に関しては他に迷っている物件がある旨を大家さんに伝えてもらったら不動産を通して無料にすると向こうからの提案。
室内消毒は自分でやればいいと思ったのでこちらから断り、諸経費は何か聞いたところ返答なく直ぐに無料になりました。

他にも何かの項目で引いてもらった気がするのですが残念ながら忘れてしまいました。。。

室内消毒に関してはもしかすると気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、私の場合結局何もしなかったのですが1年以上経ってもひどい汚れの発覚や害虫等の被害は無く過ごせております。
この項目と関係あるのか分かりませんが入居時にはエアコンには清掃済みのシールも貼られていましたしね。

火災保険に関しては入居時に契約している必要があり、
もうその時には手続きが間に合わないということで指定の保険に加入。
こちらだけ準備不足で残念でしたが次回の契約更新の時に他の安い保険会社へ乗り換えようと思っております。

それでも合計10万程値引きすることができて満足いく結果となりました。


感想

私自身初めてこのような値引き交渉を行ってみたのですが退去時、引越し業社、不動産契約と全ての局面で金額を下げることができて驚きました。
総額では20万円近くにはなったかと思います。

いままでの引越しでいくら支払う必要のないお金が飛んでいったかと思うと悲しくなりますが仕方ありません。

漫画の『正直不動産』でも業界の話が赤裸々に語られていたりしますが、
本当に知らない人は損をする世界だと思います。

おそらく不動産業界に限らず知らない間に損している部分がまだまだあるのでしょうが、そういった無駄な出費を可能な限り抑えられるよう日々勉強していきたいと思います。

4月からの新生活に向けてこれから引越しも検討される方いらっしゃると思います。
そういった方々の為になれば幸いです。

本日もありがとうございました!


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