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大会出場を決めたきっかけ

数年前から私のことを知ってくれてる方には「あぁ、アレね。」と思ってくれるかもしれませんが。宅トレからはじめた私の筋トレ、今では週5ジム通いする「一般的なトレーニー」のレベルまでやっときました。

2022年2月頃にやっと24時間ジムに入会。まずは週2目標で通おう!と決心。
簡易的ではあるけど無料でパーソナルもやってくれる良心的なジムで、トレーナー兼スタッフさんもちゃんと教えてくれて、ここで私のモチベーションが一気に変わりました。
今まで家でやっていた自重のトレーニングより断然楽しくて。決して上手にできなくても、できることもあった。「やりたくないけど、やらなきゃ変わらないからやる」としていた筋トレがとても楽しくなった。
そこから気付けば週3に。そしていつの間にか週4が定番になって最近は週5まで増やせています。

ジムに入会して、わからないことはスタッフさんに聞いたりしたけどそれでも足りなくてネットの記事やYoutubeなど一気に情報をスポンジのように吸い込んでいった。
そして、あるのは知っている程度だったボディコンテストというものを実際に見てみた方がいいのではと思い、調べた結果、住んでいる兵庫県では姫路の大会があると知った。所謂、JBBF(日本ボディビルフィットネス連盟)兵庫オープン。
ローソンですぐチケットを買った。S席とA席で1,000円しか変わらなかったからじゃあS席で、と。記憶が曖昧だけれど確か4,500円くらいだった気がする。めちゃくちゃ良心的。
ビキニの女王、安井友梨さんがゲストポーズで来るというのも兵庫オープンに行ってみようと思ったひとつのきっかけ。

ボディビルの大会を女ひとりで観に行くと聞くとかなりハードルが高く思われるかもしれないけれど、ひとりでジムに入会したり、ひとり牛丼屋、ひとりカラオケ、ひとり映画が平気な私には何も感じなかった。ひとりで行動できるというのは人生の自由度が高い。
しかも兵庫オープンは2日間に分かれており、1日目は女子のカテゴリーのみ、2日目は男子のカテゴリーのみとなっているので女一人でも観に行きやすかった。

初めての姫路。会場に行くまでにゴールドジムやLYFT(ウェアブランド)のTシャツを着ている体格のいいお兄さんを見かけて、この人に着いていけば会場に着くなと考えたのを記憶している。ついていくともちろんストレートに会場到着。

前から数列目の上手側の指定席に着席し、開会式を見届けた。最初の選手が出てくるまでに舞台袖にちらりとビキニ姿の選手が見えた。
生で見る選手は本当にとても美しかった。Youtubeで大会の動画を見たことはあったのに、ビキニのラインストーンは実際生で見てみると眩いほどの煌めきで目を奪われるほど感動した。
まだ始まってないのに舞台袖からちらりと見えただけの選手で衝撃的だった。

大会がはじまり、沢山の選手が出てきた。どの方も漏れなく全員美しかった。

発達した背中と肩。
ぎゅっとくびれたウエスト。
ハリがある上向きのお尻。
筋肉質なのに可憐ですらっとした脚。
個性を活かす衣装、アクセサリー、メイク。

カテゴリーごとの幕間に、そもそもカテゴリーってなんじゃらほい状態の私でもわかるように司会進行の方が説明を入れてくれたのもすごく良かった。
すぐには覚えられなかったけど、「ボディフィットネス」「ビキニフィットネス」「フィットモデル」というカテゴリーがあるのをそこで知った。
ボディコンテストと聞くとモデルのようなとにかく細くて手足が長いような人が出るイメージか、もしくはゴリラ的なイメージのゴリゴリ女子ボディビルダーを想像する人もいるかもしれない。
でも、女子のカテゴリーのほとんどは女性らしい華やかさを基準にしていることが多い。細かい話は長くなるので割愛。

細すぎてもはじかれるし筋肉質過ぎてもはじかれる。筋肉と脂肪の量だけじゃない。全体のバランスやポージング、仕草、その人の雰囲気など魅力的に見せる上ですごく重要だった。

そしてビキニフィットネスで女王の座に君臨し続ける安井友梨選手のゲストポーズ。安井選手は自身が出場する大会はまだ先なのでこの大会時はまだ減量末期ではなかったが、小さな顔、細いウエストとそれを引き立てる背中とお尻、長い脚がとても印象的だった。
そしてその後のスピーチがとても感動的で必死に動画を撮りながらもめそめそと泣いてしまった。周りをそんなに気にしていないけど、ひとりで大会見に来た女が動画撮りながらめそめそしてるの、字面だけだとなんか怖い。

JBBFの地方連盟はかなり大会のクオリティに差があるということを聞いていてどうなのか少し不安だったけれど、はじめて観に行った大会が、JBBFの兵庫オープンで本当に良かった。今でもずっとそう思っているしこれからもそう思うと確信している。
それくらい私のフィットネス人生を左右した大会だった。

当時はまだボディビルやフィットネス業界の色んな状況を知らなくて、ナチュラルやユーザー?どういうこと?というレベルだったけれど、それを踏まえてJBBF兵庫連盟の大会を選んで良かったし、当時の自分の選択を未だに褒めたい。
心から感動して泣きながら帰ったのを今でも覚えている。帰宅してから夫に安井さんの動画を見せたりすごく良かったことをとにかく誰かに共有したかった。素敵だった選手の名前をインスタで検索して、片っ端からフォローした。

そして、いつか自分もステージに立てるような身体になりたい。でも私は当時まだジムに入会して3・4か月しか経っていなかった。20キロのバーベルスクワットすらやったことないのに、まだまだそんなレベルではないことがわからないほど馬鹿ではなかった。
勿論、筋トレ一年目に大会出場する人もいる。大会やカテゴリーによって求められる身体が違う。でも私がなりたい身体は1年程度で作れないというのが実際の選手を生で見て本能的に理解した。

はじめは「大会に出られるような身体」を目指していたけれど、それじゃ目標が不明確すぎるという気持ちになった。
そして今年の4月、兵庫オープンのパンフレットにも載っていた西日本トレーニーの聖地のジムを訪れることを決意。

強制的な目標を作らないと、きっと私はだらけてしまう。いつか、いつかと先延ばしにして大事なものを掴み損ねてしまう気がする。

来年、大会に出ます。
JBBF兵庫オープン。

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