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Mud Land Fest通称「泥フェス」の最終章、「Harvest」が最高だった件

友人に誘われて、Mud Land Festに参加したところ最高に楽しかったので、その記憶を記録に残したいと思います。


Mud Land Festとは?

体験作家の雨宮優さんが手がける野菜と音楽の祭典で、有機野菜農家を30年以上も継続されている齋藤完一さんの農地をステージに、泥のプールで泥まみれになって遊べる1日限りの祝祭。
農薬を使っている農地では、泥のプールに身を投じれば、肌荒れを起こしてしまう。
農薬、動物性堆肥を使わないからこそ、心置きなく泥まみれになることができる。
そんなステージで、豪華アーティストが出演する音楽ライブと共に、有機野菜をその場で収穫してそのままいただくのがこのフェスの醍醐味!!


フェス中に感じたこと

30代になって、日常で全身泥まみれになることは、言うまでもなく皆無に等しいので、とっても新鮮だった。

Tシャツは怪獣8号

泥の中は冷たく、外に出れば皮膚の上を覆ってくれて、夏の暑さや直射日光から僕たちを守ってくれる。
土に根を張った野菜たちも同じ気持ちなのだろうか。
もしそうなら、土はなんて優しいのだろうかとしみじみ。

終わりの風景

野菜の気持ちになると同時に、大地とつながる感覚もあり、地球と一体化したような感覚さえあった。
左脳優位な日常から遠ざかり、新しいような、縄文から流れる自然と共に暮らしていたDNAが刺激されて、懐かしいような感じで、ほんとうに最高のグラウディングだった。
そして、持ってきていた財布が一緒に泥まみれになってしまったときに、ドロドロになった紙幣をみて、お金に対する価値観に変化が生じた。
トム・ニクソンの著『すべては一人から始まる』の3章で紹介されているマネーワークの中で、自分はお金に対して、権威や自由を投影している。
日常では、お金を神格化している中で、紙幣が泥まみれになった途端、ただの紙切れであることを体感覚で感じ、投影が薄まる感覚を覚えた。

▼『すべては1人から始まる』はこれ


フェス後に感じたこと

雨宮さんのnoteを拝見して、マッドランドフェスがどんなプロセスを経て最終章に至ったのかを知り、参加したフェスがより一層味わい深く感じられた。
生きとし生けるものはすべて土へ還る。そして、土の中から新しい生が誕生する。土は、生と死が循環するあいだに存在する。
今回のフェスもそれまでの6回開催されてきた中での運営に携わった方々の葛藤や苦悩、Harvestを開催するまでの苦労などが混ざり合った上に、みんなが味わった感動があるのだと理解し、胎から感謝が込み上げてきた。

▼雨宮優さんのnote

最後に

人類が収穫をコントロールするために農薬を撒き、搾取することによって地球資源を毀損させ、それにより発生させている今日の地球温暖化などの環境問題に対して、有機栽培の畑や元気な微生物が豊富な土と一体化することで、人類も地球の一部であり、すべては繋がっていることを思い出す。
マッドランドフェスは、行き過ぎた資本主義をアンラーニングするためのツールだったかもしれない。
アンラーニングすることで、人類とそれ以外を分離して考えている無意識の前提に気づき、肥大化してしまった所有欲求やコントール欲求、行き過ぎた資本主義を緩めていくことができれば、生き物としての真の自由や喜びを取り戻すことができるのだと改めて実感した。

雨宮さん含め、当日の準備・撤退をしてくださった運営に最大級の感謝を捧げたい。


▼雨宮優さん公式HP


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