何が好きなのかわからなくなった

最近は断捨離がマイブームで、各スペースごとに随分すっきりさせた。初めは押入れ、次に机近くのお気に入りのものを置くラックスペース、そしてコスメやアクセサリーも厳選した。

コスメは新しくグレードアップしたものを買った。ピアスを開けたので使わなくなったイヤリングや、今まで趣味で使っていたけれど増え過ぎてしまった占いグッズなどは知人友人に譲った。

たぶん、断捨離をすることで一気にけりがついた。自分の中での白黒がはっきりしやすくなった。
好き嫌いが明らかになった。

もちろん普段から「とりあえず」でモノを買うことはしないし、気に入ったものを妥協せずに選んできた。こまめに断捨離もしていた。
なので明らかに嫌いなものはないし、いらないものもない。

それでも今回は特に、手放すものが多くなった。きっと「どちらかというとどうでもいい」と感じるものが増えたのだと思う。だから、それらを手放してしまった。

どうしても手元に残したいと感じるような
いわゆる「ときめく」ものは本当に少ないのだ。

感度が上がったばかりに手放すものが多過ぎて、
自分が何が好きなのかがぼんやりしているのがわかってしまったような気がする。

アクセサリーやコスメといった、色やデザインなど目で見てわかりやすい好みははっきりした。
でも、もう少し抽象的なものの好みがわからない。

今まできっと、無意識にこんなものだろうとか、本当にそれ自体が好きということではないけれど、何かの目的を果たすためにはこれだろう、みたいな選び方をしているものが多かったのだろう。

要するに、感覚や感性、こころで選んだものではなく「アタマ」で選んだ無味乾燥なものが多かった。
でもそれがあまりに多過ぎて、自分の「こころ」のデータが少ない気がしてしまう。

せっかく空いたスペースに、またアタマで詰め込んでしまっては意味がない。これからはさらに感度高く、心を震わせるものだけを入れていこう。

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