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LION 25年目のただいま(2016年)
ちょっと時間が空いてしまったが、、自分の感情や言葉を表現するのが下手くそなもんで、せめて映画で感じた事考えた事を残したいがために書き続けます。
続いての作品は『LION 25年目のただいま』
タイトル通り25年越しに帰ってくるみたい抽象的なストーリーを思い浮かぶ人もいるかもしれませんが、あながち間違ってない。笑
もし明日仕事や外出のタイミングで家の扉を開けて、なんらかの事情や問題が起こり25年後にやっと家に帰ってこれた。そんな事が起こりうるって考えると1日1日って何があるか分からないって思わされる。
1986年インドのスラム街で5歳のサルーという少年が貧しいながらも家族と幸せに暮らしていたが、ある日兄と仕事を探しに電車に乗り出かけた先で、迷子になってしまいます。
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帰ろうと間違った列車に乗ってしまい、遠くの街まで来てしまう。インドでは様々な言語が存在するため言葉も通じず、簡単に帰れることができない。
サルーのような迷子になってしまった子や孤児が路上で寝ている。そこに紛れて寝るも、誘拐や人さらいに襲われたりと、誰も助けてくれる人がいない。
完全に家族と生き別れになってしまった。
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そして、孤児院に入り養子としてオーストラリアへ出されてしまった。
幸いにもその夫婦は裕福で品がよく、心優しい方たちで、サルーは最初は戸惑いながらも大学卒業までとスクスクと成長していった。
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サルーが就職する手前のある日、学生の友人達と和気藹々とホームパーティーをしている中、自分の"ルーツ"についての会話になり、サルーは過去を遡りたくないがあまり、嘘をついてしまいます。
それから何不自由のない生活に痺れを切らし、
"お母さんが待っている"そう強く心の中で叫んだ。
就職目前ましてや、就職先も蹴り、生みの親がまっている家を"Google Earth"を使って探し出す。25年帰れていなかった家に、ただいまと言いに帰ろうと決心する。
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ついに家を見つけた。そして動き出す。
生みの親、兄弟の生死含め何も分からないまま、ひたすらに進む。
果たしてただいまと言えるのか。
最後の結末に涙する。大号泣。笑
映画でこんなにも涙が出たのは初めて。
ちなみに実話。
この事実に自分がどうこうは言えないけど、映画のラストで示される「LION」の意味や、自分は出身地の名前はおろか、本名さえも覚えていなかった…人は案外、自分を知らないものなんだと、教えてくれる映画でした。
インドでは毎年8万以上行方不明になる子どもがいて、そういった事実にフォーカスした映画でもあります。
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