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【マンガ感想】先生の正夢/竹野ここ
こんにちは!
ゆうやけです!
今回は少年ジャンプ+で読み切りとして掲載されていた「先生の正夢」の感想を書いていきます。
先生の正夢
感想
少年ジャンプ+に掲載される読み切りはレベルが高くて本当に大好きなのですが、この作品もとてもよかったですね。
内容を簡単に紹介します。
この作品の中では、夢閉病という病気が存在します。
文字通り、夢の中に閉じ込められる病気です。
自分が思い描いていた未来が実現し、現実と夢の区別がつかず、心地よい夢から覚めることができなくなってしまうというものです。
夢閉病患者を救う方法は、外部から患者の夢に侵入し現実に連れ戻すこと。
親友のあゆみを救うために、ヒロインのエミは夢に侵入するが…
という内容です。
特に
・中盤でのヒロインの印象的なセリフ
・何気ない設定が最後に活かされる構成
が気に入っています。
以下からネタバレありの詳しい内容に入っていきます。
ネタバレあり感想
中盤でのヒロインの印象的なセリフ
先生に
「エミはなんでそんなに頑張ろうと思えるんだ?」
と聞かれた後のエミのセリフが本当に印象的でした。
それはやっぱり
夢を現実にしたいから
ご存知の通り、「夢」という言葉には主に2つの意味があります。
①眠っている間に見るもの。
②将来実現させたい希望。
①の夢と現実の区別がつかなくなってしまった親友を助ける理由が、②の夢を実現させるため、ということですね。
一種の言葉遊びのように感じますが、とても素晴らしいセリフだと思います。
しかも、丸々1ページを使う演出も、このセリフをより印象的にさせています。
さらに、このセリフは先生の胸にも深く刻まれたことでしょう。
妹を亡くしてしまった経験によって背けていた夢に向き合うことができました。
最終的に
・夢閉病の患者を救う
・小説を書く
というエンドを迎えることができてよかったと思います。
何気ない設定が最後に活かされる構成
エミがあゆみを実現したいと思っていた「伝説の5段パンケーキ」を食べる、が重要な役割をとなるのは驚きました。
夢閉病や先生のトラウマなど、シリアスな要素が多いのでコミカルにするための要素かと思っていました。
この伏線回収にはやられました。
他の読み切り作品も面白かったので、竹野ここさんには注目していきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、また!
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