見出し画像

高橋伸哉が送るプリセットの決定版遂に発売!

みなさんこんにちは!

今回はタイトルの通り、高橋伸哉さんの新作プリセットのご紹介です!
前回発売したものは、高橋伸哉氏のレタッチを再現したものを他の写真にも流用できるように調整したものです。プリセットから撮り方の逆算ができるイメージで製作しました。今回はコンセプトをガッツリ変えていて、伸哉さんが日常使いできて、インパクトがあり、かつ調整が軽微で済む、使いやすさにフォーカスしたものになっています。

またコンセプトの変更に伴い、いくつか拘った点がありますのでその点についても後述します。今回も例の如く伸哉さんの細かいオーダーをヒアリングし、キャッチボールを重ねて伸哉さん好みでありながらも、汎用性の高さも残せる様努力しました。前回のプリセットもかなりの数を販売し、みなさんがそこから発展させていたので嬉しかったですが、今回はもっと広い改造が楽しめるのではと思います。

元々は秋冬版という話からスタートしましたが、改良を重ねすぎて通年通して使用可能なものになりました。度重なるなんてもんじゃないほど調整を重ねました。早速見ていきましょう。


CINEMA-series

CINEMAシリーズはその名の通り映画の様な印象を手に入れたい時に用いるものです。写真を撮影する際のコントラストはそれぞれなので、一括で映画の様にと言い切るのは難しく、今回は三つの派生のプリセットを用意することで汎用性を担保しています。マイルドなものからソリッドなものまで幅広く使える万能ツールです。
やり過ぎてレタッチ頼りになってしまうことがなく、撮影の段階で明暗差をしっかり捕まえにいく。そんな意志の手助けをしてくれること間違いなしです。


CINEMA-Low

画像1

画像2


CINEMA-Lowは浅いコントラストの中に鮮やかで軽い色を忍ばせるプリセットです。元々のコントラストが高いシーンで活躍しやすいです。ハイライトが増すことで立体感の演出にも一役買ってくれます。浅めの調整を施したプリセットなので、この様な強い明暗差に限らずシーンを選ばない強さがあります。また、HSLなどのパラメータのアレンジを加えることで、主題になる色を決めるなどの調整も可能です。こちらの写真はプリセットを適用したのみで調整は何もしていませんが、いい感じに仕上がっていると思います。初っ端からかなり熱い一品です。


CINEMA-Middle

画像3

画像4

CINEMA-Middleは中間階調に命を吹き込むプリセットです。くっきりした明暗差は目を引きますし、インパクトも強いのですが、それだけでは目が痛くなってしまいます。ハイライトとシャドウの間に眠る階調を呼び起こす様なプリセットは、ナチュラルさを演出しながら、はっきりした部分も残してくれます。極端な明暗差のないシーンで使いやすく、明るい写真に適用すると少々オーバー目な露出になるので、その場合はハイライトや露光量を下げてください。また、CINEMAシリーズで唯一フェードをかけています。黒の面積や露出に合わせて無くしてもいいですが、ハイキー目の表現ならもっと効果を強める事も可能です。暗部の階調を簡易に調整可能な様に制作してあります。自分なりの甘さや辛さの追求に役立つはずです。


CINEMA-Pride

画像5

画像6

こちらは最も攻めた一品です。ハイライトの輝きはあらゆる光をストレートに表現します。これができた時、これはヤバイな!めっちゃ使うわ!と叫んでおられました。

流行りのシャドウの浅さを切り捨て、暗い部分を暗く残すことでエモさに靡かない確固たる意思を載せました。とは言え、シャドウにも特徴を持たせていて、特有の立体感を演出します。一言で言えば半端じゃないプリセットになっています。バチっと決めたい時におすすめです。

シネマシリーズでは、伸哉さんと長い長いキャッチボールを繰り返し、細かい色味とコントラストのオーダーを具現化しています。写真を決定付けるほど色濃くなく、かつ特徴的ないい感じのラインを。と言う無茶も無茶なオーダーでしたが度重なる検証の末、辿り付くことができました。このプリセット群は自分でも最近多様していますし、仕事でも使っていますが信用できるものになっています。

また、シネマシリーズに限らず、今回の全てのプリセットでは、露光量とホワイトバランスの調整を一切行なっていません。目的は明確で、ここを固定することは不可能だからです。
前回のものは、伸哉さんが撮影するときの設定の自由度が感じられる様、残してデータ化しましたが、今回はプリセット適用者が写真に合わせて選択することで、プリセット+表現者の意図の数式が組める様に仕上げてあります。
自分なりの方程式を見つけると一層このプリセットたちは進化します。解剖改造検証、あらゆる使い方を楽しんでほしいです。

以前よりさらに使いやすいことは間違いありません。また、改造の幅も大きく更新されています。


 Classic 

画像7

画像8

Classicは、伸哉氏の求めるコントラストを追求した結果出来上がったプリセットです。Classicの持つ意味の一つである「古典的な側面」を意識して、高橋伸哉氏の原点的なコントラスト、好み、色味を目指して作られたプリセットです。写真を輝かせてくれます。古めかしさと新しさの共存を楽しんで頂けたらと思います。

ホワイトバランスや露光量の調整のみで手軽にクリアさと、立体感を演出してくれます。当てただけでパッと見が綺麗に仕上がるシーンも多いですが、この二つの項目を適宜調整することでより一層高い汎用性を確保します。個人的にとてつもなくお気に入りで自分はすでにいくつかの仕事の納品をこのプリセットと露光量、ホワイトバランスの調整のみで行いましたが、喜んでもらった自信作です。


FEEDSET

画像9

画像10

 FEEDSETは今風のコントラストと発色の良さの組み合わせが魅力のプリセットです。ハイキーではスッキリした印象に、ローキーでは湿度が感じられる様な二面性を兼ね備えます。

画像11

画像12

1日を通して時間帯や光を選ばず使える汎用性を持っています。
また所謂エモい表現に最も近くSNS運用の強い味方になってくれます。
これは自分がInstagram運用において二年間で2万フォロワーを獲得したプリセットをベースにしていて、ある程度極端なレタッチが求められるシーンでは特に高い威力を発揮します。下地としての機能美を意識していて、個性を盛り込みやすいところも魅力かと思います。


フェーど

重厚感が出るのもこのプリセットの特徴で、曇りの日や、美味しい光のないシーンでも艶のある表現をすることができます。光や撮り方で様々な表情を見せてくれる特有の面白さも内包する可能性に満ちたプリセットです。


Hi-contrast

画像13

画像14

Hi-contrastは文字通りのハイコントラストを実現する為のプリセットです。
伸哉さんより「コントラストが高い写真は難しいけど、高いもんは高い!そんな時でもガンガン使えてコントラストを抑えてないけど良いやつ作ってくれ!」と言われまして、作りました。元々僕はローコントラスト系の方が得意なのですが、なんとかなりました。このプリセットが一番OKが出るまでが長かったと思います。一般的にはコントラストの上昇に伴って色も濃くなっていきます。そこを抑えると薄いだけになってしまうけれど、手を付けないと濃すぎてしまうので、あの手この手を試しハイコントラストと色彩のバランスを模索しました。素直に白状しますが、めっちゃ!大変でした!これが一番使って欲しいかもというレベルです。


画像15

少しの露光量の調整で光感を抜群に強調できて、晴天の真昼間も怖くない、そんな一品に仕上がっています。

Silent


画像16

画像17

Silentは静寂を表現するために作ったプリセットです。僅かな光を生かして黒を引き締める、見せたい場所をしっかり見せて意図を伝えるサポートをしてくれます。
この黒の締め具合と光の階調には苦労しましたが、かなり良いコントラストにできたかなと思います。シャドウの中に見せたい階調が眠っている場合は、シャドウのパラメータだけで簡単にコントロール可能です。また、露光量とシャドウを組み合わせることで簡単に拡張性を手に入れることも可能です。どこまでを見せてどこを見せないのか、写真作家として見極めるべきところを見極めるためのプリセットです。

SNOW

画像18

画像19

SNOWは雪景色のポートレートで威力を発揮するプリセットです。
雪景色であまり寒色に振ると違和感のある仕上がりになりますが、このプリセットはホワイトバランスさえ間違えなければ雪がしっとりした色味になる様調整されています。

画像20

雪のシーンで現場で正しくホワイトバランスを合わせるのは至難の業です(寒すぎて)。多少ずれてても、シャッターに注力しておいて、あとで色味を取り戻す方が遥かに楽です。というか健康的です身体的に。実際にはモニターに表示される色を細かく調整してもRAWとは色が違うというのも一因です。雪の色の再現も簡単ではなく、その点、このプリセットなら適用後にホワイトバランス、露光量を調整したら、あとは際立たせたい任意の色味を自分で選択するだけで個性と安定感の両立が図れます。また雪景色のフラットになりやすいコントラストの中にも芯になるコントラストを残すことでメリハリのある表現にも一役買ってくれます。雪以外のシーンでも安心して使えますので、名前と裏腹にオールシーズン当ててみてください。

最後に

今回、伸哉さんから「とにかく良い感じでシーンを選ばず万能でキレのあるプリセットを〜」というオーダーで、僕も自分の力量をフルに使いました。それでも最初は及ばなかったので時間をくださいと我儘を言わせてもらいました。妥協したくなかったので、色々研究し、検証を重ね、調整を繰り返しました。当初の販売予定時期よりも大幅に遅れましたが、その分今までにないものができたという自負が確かにあります。すでに僕や伸哉さんはこのプリセット群を日常や仕事で使っています。クライアントからこれはやり過ぎとか、濃いというアンサーをもらったとこがなく、品質の面でもしっかりしたものが作れたと思っています。ちなみに今回の作例では肌レタッチを事前に施していません。肌が綺麗に見えるような調整を施しています。ぜひ、使って体感してみてください。そして「#写神プリセット」のタグを付けて投稿してください。伸哉さんが皆さんの写真にプリセットを当てたらどうなるか、とても楽しみにしています。

また今回は特別なセット販売も実施します。前作のプリセットとのお得なセットもご用意しましたので、この機にどちらもゲットして使い倒してください!渾身のプリセット群です。きっと皆さんの役に立つはずです。僕たちも、皆さんの写真がさらに輝くのをとても楽しみにしています。よろしくお願いします。

画像22


画像23

ドラマチックなプリセットが豊富な前作のプリセットは露光量やホワイトバランスの調整をあえて残すことで、伸哉さんの写真に対する自由度が垣間見える内容になっています。思いっきり楽しめるプリセットになってるのでこちらも是非チェックしてください!


購入はこちらから↓

https://s-onlineclasses.stores.jp/


前回のプリセットの詳細はこちらから↓

プリセットギャラリー

カメラメーカーを問わずご使用頂けます。ギャラリーの作例はSONY、Canon、FUJIFILM、Leicaなど様々なカメラを使用しています。

画像24

画像25

画像26

画像27

画像28

画像29

画像30

画像31

画像32

画像33


サポートして頂いたお金は大切にカステラを買わせて頂きます。もしくは機材投資に当てさせて頂きます