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有意義なお休みの過ごし方

9月は三連休が二回もありました。日本人と言えば「勤勉でハードワーク」というイメージが先行していますが、実は世界的に見ても祝日が多い国です。この恵まれた環境は先人たちの努力のおかげであり、本当にこのままでいいのかな?という思いもありながら、この話は今回の本題ではないので、このあたりで辞めておきます。さて本題に入ります。今日は、「有意義なお休みの過ごし方」について書いていきたいなと思います。
 
まず「有意義なお休みの過ごし方」について、絶対的な正解はありません。その中であえて正解を考えてみるとすれば、「自分が本当にしたいことをしているか?」ということになるのかなと思います。「自分が本当にしたいこと」は、人によっては、ライブに行く、キャンプ、ジム、飲みに行くなどであり、私のように子供がいる人であれば、どこかへ一緒に出かけたり、旅行したり、最近の若い人であれば、オンラインゲームやマッチングアプリで誰かに会うことかもしれません。
 
「自分が本当にしたいこと」が「実はそうでもない」と人はストレスが溜まります。分かりやすい例でいえば、友達に飲みに誘われたけど実は行きたくない、とか、疲れているから家で寝ていたいけど、妻がうるさいから家族で出かけている、とか。別に恋愛に興味がないけど、周りが結婚しろとうるさいから、マッチングアプリで異性に会っている、などです。
 
私は小学校4年生の頃にいじめられたことがあります。転校生で生意気だったので、いじめっこの標的になってしまいました。その時まで私は「俺は勉強も運動もできるし、クラスの中でもイケている」と思っていましたが、それが一気に変わり、私と仲が良かった友達でさえ私を無視し始めました。もちろん当時は子供なのでとても辛く、母親に相談したところ彼女はマジギレし、学校へ駆け込みました。そして私はその後さらに無視されることになります笑
 
しかし実はこれが私にとってターニングポイントでした。「俺はもうクラスで最低ラインだ。どう思われてもいいや」ということで、休みも一人でいたり、いわゆるイケてない人たちと遊んだりするようになりました。そしてその時気付いたのです。「ああ、こっちの方が面白いし俺らしいな」と。
 
そこからは一切、自分の気が進まないことをやるのをやめました。冒頭の話に戻ると、「自分が本当にしたいこと」だけをするようになりました。それは今でもそうで、たとえば今急にこの文章が書きたくなり、妻に子供を任せて自分の部屋で一気に書いています。人によっては私のこの行動について「妻にワンオペさせてひどい」みたいなことを言うのかもしれませんが、そんなことは私と妻が決めることであり、周りの評価などどうでもいいのです。
 
私の夢は、世界中の人が「自分が本当にしたいこと」だけをして、「大切な人のトナリにいられる」世界を創ることです。「有意義なお休みの過ごし方」とか言いながら、全然違う壮大な話になってしまいましたが笑。
 
ちなみに私は、休みに仕事をすることももちろんありますが、できるだけ家族でどこかへ出かけるようにしています。それは5歳と0歳の娘、そして38歳の妻と37歳の自分は今しか存在しないからです。休みに仕事をしまくって何百億円稼ごうが、昨日を買うことはできません。ではなぜ仕事を選ぶときもあるのか?という話はとても長くなるので、いつかまた機会があれば書こうと思います。
 
昨日は家族で八景島シーパラダイスに行きました。最高に楽しい場所です。そこで娘とクロダイに餌をやりました。クロダイは大体一か所に固まっていて、そこに餌を投げると我先にと泳いできて奪い合っています。しばらくすると鴨が来ました。そうするとクロダイはビビッて、鴨の目を盗まないと餌を食べられなくなります。人間と一緒じゃん、と思いました。
 
反対側に目を向けると、一匹狼のクロダイが泳いでいました。(魚なのに狼かよというツッコミはやめてください)。私は嬉しくなって、残った餌を全部そいつに投げました。そいつはそれを独り占めしました。リスクを取っているので当たり前です。これもまた人間と一緒じゃん、と思いました。周りと同じことをしていたら大きなリターンなどありません。
 
でもそれは私の意見であり、本当はみんなで餌を奪い合う方が楽しいのかもしれません。あったかいのかもしれません。それならそれでいいのです。
 
皆さんが、この三連休最終日とこれからのお休みを「自分が本当にしたいこと」で埋められますように。