アイスランド旅行記 (#34 帰国)

朝7時過ぎ関西国際空港に到着。飛行機の出発が遅れて到着が1時間半遅れた。
ここまで飛行機に乗り続けて本当にすることなかったけど、最後に「スパイダーマン:アクロスザスパイダーバース」を観た。日本を出る前に劇場で見たけど、作画が良すぎて字幕読んでなかったりしたから、吹き替えで観てみた。

ここでも1人思い悩む主人公が描かれてて、アイスランドで挫けそうになってた自分と重ねて見たり。。
彼と両親の関係もちょこちょこ描かれてて、父親はどんなこと考えてるんかなって思いを巡らせてみたり。
病んでんのかな自分。笑
でも主人公の父親のセリフで、「ようやく子育てに慣れ始めたら子供はもう親から離れていってしまう。」って言ってて、なんだか不器用な父親像も重なって見えたりして。
「親も成長しないといけないのか」とか言ってたりして、親の葛藤も覗くことができて、相手の立場にもなれた気になってはいる。

帰りの電車もすんごい遅延していて、お昼前に最寄駅につけた。そして、行きつけのお食事処に寄って帰った。
なんだか最寄駅まで帰るまで全然日本に帰ってきた感というか、まだ疎外感みたいなものを感じてて、最寄駅で降りてようやくじんわり実感が湧いてきて。
お決まりのコンボ、親子丼とおでんを注文。
親子丼をかき込んだとき、一番日本に帰ってきたのを感じた。ご飯をかき込むとか、麺を啜るとか、海外では行儀悪いからやってなかったけど、ここに帰ってきてようやく茶碗を持ち上げて、箸を使って、口つけてかき込むってして、なんかすんごい充実感、満足感、その空間への所属感みたいなものが感じられた。
行為や振る舞いが、その場所とつながるみたいな話はこの旅で読んでた本「場所の現象学」とも(ちょっとちゃうやろけど)繋がって、我ながらこの本とこの旅での体験のマッチングが素晴らしいと思ってる。

今夜は両親とご飯を食べる。
この旅で行った場所、会った人、したこと、色んなこと話そう。お土産もちょこっと添えて。
今まで腹を割って話せてこなかった。この旅で感じたこと、これからの家族像について僕の思ってることちゃんと話して、より良い関係を築いていきたい。
ちょっと緊張とワクワク感と、上手く話せるか不安感と。いろんな感情を抱きながら…
アイスランド旅行記はこれでおしまい。

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